【テニプリ】人生ヤマなし、谷ばかり。【立海】

31 ☆★☆ ページ31

「お帰りなさいませ、A様」

｢シゲさん、明日の昼休みにとうとうマネージャーの合否が決まるんだ…｣

｢A様ならきっと大丈夫でございます。

いつものように自信をお持ちくださいませ。｣

｢だよね、ありがとう｣

今夜は果たして眠れるだろうかなぁ

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｢わたしAちゃんが入ってきてくれてすごく助かってるし嬉しい！｣

｢よかったじゃねぇか、夏もマネージャーもっと欲しいって言ってたし。

それに俺も松山と初期からSNSで喋ったりしてたけどなかなか面白いしな｣

｢ジャッカルくんがAちゃんと一番最初に話したんだよね！｣

｢あーわかるぜ、俺も喋ってて楽しいし

菓子もくれるし！！テニス部来るって聞いた時はビビったけどなー｣

｢あ……うん、そうだね！

ま！私が仮に休んでもAちゃんがブンちゃんに餌やりしてくれるから心配ないね！｣

｢オイ！！餌やりってなんだよぃ！｣

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｢蓮二……松山について、どうだ｣

｢俺は構わないと思う。

ただ1つ気になることがあるのだが…｣

｢なんだ、言ってみろ｣

｢俺はあいつを見たことがあるような気がするのだが弦一郎はどうだろうか。｣

｢？いや、俺は特にそのような記憶はないな。

転入前もマネージャーをしていたのだから見かけてもおかしくはないのではないか？｣

｢……確かにそうだな。

それにしても一体奴はどこの中学からきたのだ……データが足りなすぎる……｣

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｢ほんとに入部許可出すんスか……？｣

｢彼女の働きぶりには私も感心させられます。

心意気もそうですが、実際にマネージャー業に支障を来しておりませんので私は松山さんが入部しても良いのではないかと思いますよ｣

｢でも！！……別に夏先輩だっているし……｣

｢赤也。夏が大事なら夏に仕事を100％押し付けるよりAと折半させた方がいいことは分かるだろう？

君が色々と恐れているのはもちろん理解できる。

だけどその恐れを赤也はこの1週間でだいぶ取り除けたんじゃないか？｣

｢部長……｣

｢まだ信じられない部分があるとしても、これから一緒に活動しながらそれを払拭していけばいいよ。

Aは悪い人間ではない。それは俺が保証する。

ね、仁王｣

｢プリッ

今回は俺の負けかのう……なかなかやるじゃねぇか｣

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