【テニプリ】人生ヤマなし、谷ばかり。【立海】

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「…まあそういうわけで今日は解散、お疲れさま〜」

改めて生徒会長ってすごいな。

私の一言で生徒会室から40人余りの生徒達が一斉に出てっちゃうんだから。


全員部屋から出てったのを確認して私も帰宅する…

つもりだった。

「帰らんの？国光よ、」

横の席にひとり座ったままの中等部生徒会長、手塚国光。

「…。」

「なんか言いたい事でもあるのかい？

黙ってるままじゃわからんよきみ。」

そう言うと国光は一つ溜息をついてようやく口を開いた。

「サプライズのつもりなのか知りませんが…

転校されるんでしょう？情報はとうに回っていますよ」

「あーそれね。」

「生徒会長の仕事も置いて、

……テニス部の手伝いという仕事も置いて…」

そう言いながらそっぽを向く国光。

拗ねているのが彼らしくなくてなんか笑ってしまう。

あ、そうなの。私高二の高等部生徒会長。

生徒会でかわいがってきた国光とは仲が良かった。

まぁテニス部の手伝いってのはほんと、
マネ的な仕事をちょこちょこやったり誰かのストレス発散テニスラリーに付き合ったりするだけのもんで。

なんで中等部の手伝いって……そりゃまあ色々事情ってもんがあるわけだ

「お前らしくないぞ？(笑)どうしたよ、そんな寂しい？」

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