6話 ページ6
貴方「おはようございます。」
櫻井「おはよう。」
あ！引継ぎ資料。
櫻井「引継ぎ資料、俺にくれる？」
やばい。
貴方「申し訳ありません。あと一時間ほどいただけないでしょうか？」
櫻井「あ、終わってなくていいよ。ニノの仕事手伝ってたんでしょ？」
何で知ってるんだろう。
櫻井「ニノが言ってたよ。助かったって。」
役に立ってたならよかった。
櫻井「早速だけど、途中まででいいから、資料を俺に送ったら、社長室行ってきてくれる？」
貴方「はい。」
＠社長室
貴方「失礼いたします。」
二宮「涼宮、コーヒー二つ淹れてくれ。」
貴方「はい。」
二つ？来客予定あったっけ？
いや、なかったと思うんだけど。
貴方「どうぞ。あの、もう一つは。」
二宮「飲めば。朝ごはん食べれてないでしょ？」
配慮してくれたんだ。
貴方「ありがとうございます。いただきます。」
あ、そういえば。
貴方「ほかに何かやることがあれば、今おっしゃってください。私、デスクが秘書課にしかないので、あとの指示はメールでお願いします。」
二宮「あ、そっか。秘書室一応作ったけど、デスクがなかったな。」
貴方「はい。今までの方はどうされてたんですか？」
二宮「今までの秘書は、勝手に俺の部屋に居ついてたな。仕事の邪魔だから追い出して、秘書課にいてもらったけど。」
そうだったんだ。
じゃあ、
貴方「私もとりあえず秘書課で仕事しますね。何か不便なことがあったら、改善しますので、おっしゃってください。」
二宮「わかった。」
貴方「では、失礼します。」
＠秘書課
ん？なんだろうこの資料。
痛っ！
なんだろう。刃物みたいなものが。
これか。
資料の下にカッターが置かれてたのか。
しかも刃が出た状態で。
これはさすがにわざとだよな。
しかもこの資料。シュレッダーにかける資料用の箱に入ってたやつだし。
ばんそうこうでも貼っておこう。
こんな少女漫画みたいないやがらせあるんだな。
くだらない。
よし。
スケジュール整理しよう。
ーーーーーーーーー
prrrrprrr
貴方「はい。秘書課涼宮です。」
二宮「あ、涼宮。社長室来てくれる？」
貴方「はい。すぐにお伺いします。」
何の用事だろう。
＠社長室
貴方「失礼いたします。」
二宮「お、来た来た。ちょっと意見聞きたくてさ。これ、どう思う？」
ん？またプログラミングのアイディアかな？
これは、、
貴方「パーティードレスですか？」
二宮「そう。」
なんでパーティードレスなんか選んでるんだろう。
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作者名：りりか | 作成日時：2020年6月16日 14時
