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42話 ページ42

二宮「朝早いな。」

貴方「そうですね。というか抜き打ち感がすごくないですか?社員さんたちすごく焦ってるし。」

二宮「まあ、あとはプロにお任せしよう。mineがつぶれたら、今までmineに発注してた仕事がこっちに流れてくる。それに対応できるようにしないと。」

そっか。そうだよね。

(prrrrrprrr)
二宮「もしもし、どした?、、、、、うん。、、、ああ。後で説明する。、、、、うん。よろしく。、、、、はいはい。A、今日早めに行こう。朝一からfmを急遽やることになった。」

貴方「わかりました。もう出ますか?」

二宮「準備終わったらな。Aは準備終わってんの?」

貴方「はい。お皿を洗ったら、すぐに出れます。」

二宮「おっけ。じゃあ、準備してくる。」

ヘアセットとか、メイクとかやっておいてよかった。

ーーーーーーー
@会社の正面玄関

なにこの記者の量。

記者『二宮社長!』

mineの件?

二宮「まずいな。裏回ればよかった。」

a「mine社に対する強制捜査が話題になってますが、どう思われますか?」

二宮「そうですね。、、、大企業で同業だったので、少し憧れというものを感じてました。非常に残念です。」

どうにかして社長を通さないと。

貴方「道を開けてください。」

やばい。押し寄せてくる。
満員電車みたいになってる。
私が社長を守らなきゃ。

b「強制捜査に二宮社長も関わってるといううわさもありますが。」

二宮「僕には東京地検に指図できるような権力がありませんけど。」

やばい押し出されそう。

(ドンッ)

二宮「涼宮?もういい加減にしてください。取材は広報を通すというルールがありますよね?こういうのは周りの会社にも、通行人にも迷惑をかけてしまうので、困ります。涼宮、立てる?ほら、つかまれ。」

貴方「すみません。ありがとうございます。」

二宮「僕はね、この会社の社員を傷つけるような人が大嫌いなんですよ。失礼します。行くぞ。」

貴方「はい。」

ーーーーー
@社長室

貴方「本当に申し訳ございませんでした。」

二宮「え?何が?」

貴方「さっきはきちんとお守りできなくて。」

二宮「いやいや。いいんだよ。それより、転んだところ、大丈夫だった?」

優しいな、社長。

貴方「はい。大丈夫です。」

櫻井「失礼します。fm始めたいんですけど。」

二宮「今行く。涼宮、同行して。」

貴方「はい。」

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作者名:りりか | 作成日時:2020年6月16日 14時

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