32話 ページ32
二宮「検察に友達いるからさ、俺が行ったほうがいいよ。それに、かわいい部下一人にそんなことやらせらんないだろ。」
社長、、、
佐藤「俺も協力するよ。なにかできることがあったら相談して。」
二宮「健、ありがと。」
佐藤「いや、それにしてもいい判断したな。」
ん？
佐藤「mineからstormに切り替えてよかった。」
今まではmineに発注してたんだ。
店員「お待たせしました。ハンバーグ、チーズハンバーグ、和風ハンバーグをお持ちしました。」
おいしそう。
佐藤「どうする？先に分けちゃう？」
二宮「3等分する？」
佐藤「そうだね。」
貴方「私、とりわけますね。」
ここのレストラン一流とだけあって、ちゃんと取り分け皿を多めに置いて行ってくれた。
助かる。
貴方「佐藤社長、どうぞ。」
佐藤「ありがと。」
貴方「二宮社長、どうぞ。」
二宮「ありがと。」
佐藤「じゃあ、いただきます。」
二宮、貴方「いただきます。」
んー。美味しい。
佐藤「俺さ、Aちゃんの食べてる時の顔好きなんだよね。すごく幸せそうな顔してて、かわいい。」
佐藤社長、お世辞が上手すぎる。
社内で人気あるんだろうな。
二宮「そういえば、ずっと気になってたんだけど、健ってなんで顔出ししないの？」
確かに。
佐藤「ミステリアスなほうが魅力的になったりすることってあるからさ。俺のブランドってもともと大人の女性が主なターゲットだからさ。」
なるほど。イメージ戦略なんだ。
佐藤「和也の会社はすごいよね。社員の顔面偏差値が高いのかな？すごいメディアで注目されてる。」
二宮「あー、向井と松本ね。」
佐藤「いや、和也だってよく取り上げられてるの見るよ。IT業界の白王子。」
白王子ね。
性格的にグレー王子だと思うこともあるけど。
二宮「それ、いやなんだよね。なんか弱そうじゃない？健はアパレル業界のミステリアスな天才でしょ。そっちのほうがよくない？」
佐藤「そうかな。でもひやひやするよ。いつ顔がばれるんだろうとかね。」
確かに大変そう。
佐藤「うかつに彼女作れないしね。変な別れかたしたら、顔ばらされそうじゃない？」
そっか。
二宮「顔出ししててもうかつに彼女作れないよ。会社のイメージ守らないといけないから。」
佐藤「そうなんだ。お互い苦労してるね。」
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作者名：りりか | 作成日時：2020年6月16日 14時
