21話 ページ21
ー月曜日ー
二宮「涼宮、コーヒー。」
貴方「用意してあります。デスクの横です。」
二宮「この書類、変なところあるから、言っといて。」
貴方「はい。」
二宮「明日の役員飲み会キャンセルしといて。」
貴方「なぜですか？」
二宮「え？明日、ゲームの大きいイベントがあるからさ。飲み会俺いなくてもいいでしょ？あ、涼宮が出てくれてもいいんだよ。」
子供か。なんか気を許してくれるようになったのかな？
ちょっとめんどくさくなったような。
二宮「じょーだん。俺がいないほうが役員はリラックスして話せるからさ。俺抜きでよろしく。」
そういうことか。
貴方「かしこまりました。ゲームのミーティングのお時間です。」
二宮「りょーかい。」
＠会議室
二宮「あの後、どう？進んだ？」
玉木「こっちはとりあえずプロローグを書き終えました。」
すごい！
玉木「スライドに落とし込んだので見てもらってもいいですか？」
二宮「もちろん。じゃあ、お願い。」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
主人公〇〇〇〇は一流企業に勤める会社員。
仕事が楽しくなってきて、今ではチームリーダーになり、後輩を育てる立場になった。
しかし、問題が一つだけ。
主人公「ただいまー。」
いまだに彼氏0。気になっている人もいない。
どうにかしようとは思ってるんだけど、仕事が楽しくて恋をしなかったせいで、恋の仕方がわからない。
しかし、こんな生活はある日を境にがらっと変わる。
急に訪れた私のモテ期をあなたも体験してみませんか？
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
玉木「こんな感じでどうですか？」
貴方「すごくいいと思います。引き込まれちゃいました。」
さすが玉木さん。
仕事が丁寧。
二宮「よさそうだね。データ送ってくれる？」
玉木「はい。」
大野「こっちはね、一応全員分のキャラデザ終わったー。」
すごい！
二宮「まじで？」
大野「うん。ちょっとモニターに出してもいい？」
二宮「うん。」
うわあ。すごい。
貴方「いいですね。これは、人気出ると思います。」
玉木「そっくりですね。でも、ちゃんとゲームのキャラみたいになってる。」
二宮「うん。いいじゃん。これもデータ送って。」
大野「おっけー。よかった。今回はやったことない感じだったから、ちゃんとゲーム参考にして、やってみたんだよ。これのいろんな表情のやつもつくったら送るねー。」
そっか。そういうゲームっていろんなシチュエーションあるもんね。
二宮「ありがと。そんなもんかな。じゃあ、会議終わりー。お疲れさまでした。」
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作者名：りりか | 作成日時：2020年6月16日 14時
