20話 ページ20
だめだ。震えを止めようとしても止まらない。
二宮「触っても大丈夫か？」
貴方「え、あ、はい。」
社長の手、あったかい。
社長の手に包まれて震えが止まってきたかも。
貴方「あの、どうしてここがわかったんですか？」
二宮「お前が連れていかれるところを見たやつがいたんだよ。」
なるほど。それで。
二宮「あいつがまぬけでよかった。鍵かけるの忘れてて。」
あ、それは。
貴方「私がカギをかけてない状態でどうしてカギをかけるのかと聞いて、カギをかけたような気にさせただけですよ。」
二宮「お前もなかなかやるな。あいさつ回りも終わったし、そろそろ帰るか。」
櫻井「車回してくるよ。表で待ち合わせしよう。」
二宮「わかった。」
ーーーーー
＠車の中
二宮「先に、涼宮を送る。涼宮の家に先に向かって。」
運転手「かしこまりました。」
え？
貴方「社長、そういうわけには。」
二宮「今日はいろいろ大変な目に合わせたからな。ゆっくり休めよ。」
優しいな、社長。
貴方「ありがとうございます。」
ーーーーーー
ー櫻井sideー
貴方「では、失礼します。」
櫻井「お疲れ様。ゆっくり休んでね。」
貴方「はい。ありがとうございます。」
それにしても、、、
櫻井「ニノ、珍しすぎるよ。」
二宮「え？」
櫻井「先に秘書を送ったり、涼宮さんがいなくなったときにあんなに取り乱したり。」
ニノにとって涼宮さんはなんなんだろう。
櫻井「涼宮さんのこと、好きなの？」
二宮「、、、好きだよ。」
櫻井「それは秘書として？」
二宮「もちろん秘書としても好きだけど、異性としても。凛としてて、真面目で、優しい。気が付いたら好きになってた。」
そうだったのか。
櫻井「俺、涼宮さんとニノお似合いだと思う。頑張って。応援する。」
二宮「ありがと。まあ、でも気長にやるよ。あいつ鈍感そうだし。」
櫻井「確かにね。」
運転手「つきました。」
二宮「お疲れ。じゃあ、また月曜日。」
櫻井「うん。お疲れさまでした。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 91人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：りりか | 作成日時：2020年6月16日 14時
