15話 ページ15
松本「ニノが作るんだよね？」
貴方「はい。」
二宮「そんなに驚くことじゃないでしょ。シナリオライターは玉木課長に頼んだ。キャラデザは大野さん。」
相葉「もう決定事項なんだね。キャラはどんな感じにするか決まったの？」
二宮「涼宮、よろしく。」
え？
貴方「ご自分で説明してください。」
二宮「提案者お前だろ。」
そうだけど、、
二宮「俺はドSらしいからな。」
え、それが効いてたの？
貴方「、、、はい。キャラは皆さんをモデルにして作ることになりました。」
松本「は？俺ら？」
貴方「創業者の皆さんは２０代、３０代の女性のストライクゾーンを網羅しているんですよ。バランスもいいですし。」
櫻井「なるほどね。」
あれ？すんなり納得してくれた。
大野「俺も楽だしねー。みんなの絵を描けばいいから。」
相葉「そっかー。俺、ゲームのキャラになるのか。」
二宮「じゃあ、みんな許可してくれる感じ？」
松本「いいよ。面白そうだし。」
櫻井「確かに理にかなってるからね。」
よかったー。
櫻井「ただ。作るからには他社製品とは別格のもの作ってよ。」
二宮「わかってる。うちの会社の強みをうまく生かしたすごいゲームを作る。」
大野「そういえばさ、声優って手配した？」
あ、忘れてた。
相葉「あ、俺手配しておくよ。営業先で声優業界に詳しい人いるから聞いてみる。」
二宮「ありがと。よろしく。」
大野「これ見てくれる？主人公ちゃんのビジュアルだけ作ってみたんだけど。」
うわー。すごい！
松本「かわいいじゃん。なんか涼宮さんに似てるね。」
大野「そうそう。主人公ちゃんのモデルは涼宮さんだから。」
貴方「私なんかでごめんなさい。」
相葉「涼宮ちゃんかー。いいね。」
え？
櫻井「仕事ができるけど、恋愛に関しては不器用そうだしね。」
二宮「そうなんだよ。主人公のビジュアルはこれで行こう。大野さん、引き続きよろしくね。」
大野「はいよ。」
二宮「そんなもんかな。ほかに連絡事項ある？」
松本「あ、こっちのイベントのノベルティーの件間に合いそう。」
あ、貨物船の話か。
松本「涼宮さん、ありがとね。」
貴方「いえ。」
櫻井「あ、秘書の募集をかけようと思ってるんだけど、どうかな？」
秘書の募集？
貴方「人員が不足してるんですか？」
櫻井「うん。常務につく秘書がどんどんやめていっちゃって困ってるんだよ。」
あ、それはたぶん。
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作者名：りりか | 作成日時：2020年6月16日 14時
