# 24-2 ページ18
▽
「まっすー、シゲと慶ちゃん来てくれたよ！」
次の日、予定が合った小山とシゲが早速家に来てくれた。2人と会うのはライブの時ぶりだった。
ちゃんと、あの時のお礼も伝えなきゃ。
「こやま、しげ、わざわざ、ありがとう」
そう話した声は、自分でもびっくりするぐらい掠れていた。
「まっすー、なかなか会いに来れなくてごめんね。退院、おめでとう」
「今日はまっすーが食べたいもん何でも作るからさ！」
きっと、この前会った時よりもずっと痩せてしまった俺を見て傷つけてしまったと思う。
それでも2人はいつも通りに話しかけてくれたのがすごく嬉しかった。
「また、4人で集まれて、うれしい」
素直にそう言えば、3人も嬉しそうに笑ってくれた。
なんだかすごく安心して、俺はそのまま眠ってしまった。
「今日はまっすーが好きな餃子とハンバーグ作ったんだけど、食べれそう？」
目が覚めたら、俺が眠っている間にシゲがたくさん料理を作ってくれていた。
「めっちゃいい匂い... 食べたい」
最近ろくにご飯も食べられなくて、正直吐いてしまいそうで怖かったけど、せっかく作ってくれたんだから食べてみたかった。
「まっすー、身体起こすね。左腕、俺の肩に乗せれる？」
右半身が動かなくなってしまった俺に気を遣って、手越は左側にまわってくれるようになった。
テゴマスで並ぶといつも俺が左側にいたから、なんだか不思議な感じがした。
そんな俺らのやり取りを見ていた小山とシゲは、すごく複雑そうな顔をしていた。
だからあえて明るく振る舞う。
「てごしから、聞いた？こっち、動かなく、なっちゃって、ほんと、ふべん笑」
そんな俺に、
「えー？俺がまっすーの右腕代わりなんだから十分でしょー？」
って返してくれる手越は俺の気持ちを分かってくれていて嬉しかった。
「じゃあ、俺らがまっすーの足かな？」
「いや、小山さんはもう増田さんのことおんぶして毎日散歩してあげればいいんじゃない？」
って、小山とシゲも冗談に乗って笑ってくれた。
うん。これでいい。これがいいんだ。
変に心配されて落ち込む姿見るより、みんなが笑っててくれる方がいい。
「じゃあ！まっすーの退院祝いということで！」
「「「カンパーイ！！！！」」」
一瞬一瞬がかけがえのない時間。そんな大切な瞬間を、こうやってメンバーと過ごせる幸せを噛み締めた。
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未来(プロフ) - 歌にのせた小説すきなんですよね、最高でした！( ；∀；) (2020年5月16日 20時) (
レス) id: 8bbaf315cc (このIDを非表示/違反報告)
みーぽん(プロフ) - あーちゃんさん» うわあ！嬉しいです！ありがとうございます(;o;)！ (2019年11月12日 17時) (レス) id: 009673d39a (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん - とても面白いです！めっちゃ感動しました！涙が止まらなくてたいへんでした(笑) (2019年11月12日 16時) (レス) id: 61b7986d94 (このIDを非表示/違反報告)
みーぽん(プロフ) - 明太子さん» はじめまして！嬉しいです......ありがとうございます(;o;) 駄作ばかりですが、楽しんでいただけたら嬉しいです！ (2019年11月3日 19時) (レス) id: 009673d39a (このIDを非表示/違反報告)
明太子(プロフ) - 物語の展開に何度も感動させられました！もう涙が出てくる……。他の作品も絶対に閲覧させていただきます！ (2019年11月3日 19時) (レス) id: b586c955a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みーぽん
| 作成日時：2019年9月15日 0時
