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ar side
え?
もしかしてなんとなく様子がおかしかったのって、それ??
「ははっ」
「え、っ…やっぱりおかしいのは俺だけ?やっぱり病気?だって、なんか大ちゃんのこと離したくないとか…変なこと考えちゃうし、大ちゃんに執着?してるのかな、とか……でも大ちゃんにだけは絶対に嫌われたくはなくて…」
「……いのちゃん、」
あたふたしてるいのちゃんをギュッと抱きしめた。
もうなんかいのちゃんが可愛くて、愛おしくてニヤニヤが止まらない。
なんなのもぉー。
これ以上好きにさせないでほしい。
「だ、大ちゃん…?」
「俺も……」
「え…?」
「俺も、いのちゃんのこと独り占めしたいって思ってるよ。嫉妬だってするし……でも、いのちゃんのこと好きなんだから、仕方ないよね、」
相手のことを想えば想うほど、そういう感情って普通に出てくるものだし。
ただ、それが強すぎて相手を困らせることだけはしたくないけど…
「大ちゃん…もう一回キスしたい」
「…いい、よ……」
いのちゃんからそっと身体を離すと、少しうるんだ瞳と視線がぶつかった。
「大ちゃん、大好き…」
「ん…俺も、」
唇だけじゃなくて、なんかお互いの気持ちもぴったり全部重なったような気がした。
そして、やっぱりいのちゃんのキスはなぜか上手かった。
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作者名:Tea time | 作成日時:2021年9月14日 16時