太陽と青い月 2 (ページ2)

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ar side

昨日はなんか…

よく眠れなかった。

寝不足のせいなのか、まだ頭がふわふわとしている。

昨日の怒涛の展開に、俺の頭はまだついていけていないのかもしれない。

いのちゃんとの仲直りから、告白、、そしてキス…

あ、やばい…

思い出したら顔が熱くなってきた、、

下駄箱で靴を履き替えながら、俺は顔をパタパタとあおいだ。

「おはよー」

教室に着く頃には、熱は完全に治まっていた。

『大ちゃん、大ちゃん！』

「朝からうるさいなー」

『いのちゃんとキスまでしたって？』

「あぁ………って、ええぇぇぇ⁈⁈、ちょっ、、なな、なんでそのこと」

『そうなの？大貴おめでとう』

いや、、

えぇぇ⁈

なんで昨日の出来事を山田が知ってんだよ。

『朝ばったりいのちゃんに会って、嬉しそうに教えてくれたよ？』

「あ、そそ、、そうなんだ…」

いのちゃんが嬉しそうに？

なんか、、ニヤけちゃうかも…

『にしても大貴って割と積極的なんだ？』

「は？？」

『告白して速攻でキスするなんて』

知念が感心したように頷いた。

「いやっ、、俺じゃ…」

『え？』

『知念、、どうやらいのちゃんからしたみたいだよ？キス…』

『えぇ⁈いのちゃんっ？？意外、、』

まあ、初めて会った時のいのちゃんからは、想像もつかないよな…

でもきっと、今のいのちゃんが本当のいのちゃん自身なんじゃないかって、俺は思ってる。