彼を落とすための攻略本：イギリス 【APH】

▼レディのたしなみ ページ21

side.you



デート(と一応言っとく)当日。




朝方には

ハンガリーさんと

友達のリヒテンちゃんが私の家を訪れた。





二人ともくるやいなや


私を着せ替え人形にし始めた。



あーだ、こーだと。



Aちゃんにはこれが似合うとか、合わないとか。





そんなやり取りの攻防が続いて

約2時間30分。




｢これならいいんじゃないかしら｣




｢まぁ・・・
とても素敵です、Aさん｣




ほらほらと鏡の前まで私を持っていく2人。



そこには




｢・・・｣




綺麗に着飾られた自分が鏡に写っていた。




｢あ、あのお気に召しませんでしたか？｣




黙っていたことに不安を持ったのか

リヒテンちゃんが心配そうに聞いてくる。



｢ちょっと、いやかなり驚いてしまって
自分ってこんなんだったかなと思いまして・・・｣




服に着られてませんか



不安そうに尋ねると2人はニコリと微笑んだ。




｢すっごく可愛いわよ！｣




｢ええ、とても。
こんなAさんを殿方がほおって置くありません｣





そう言われるとさすがに照れる。



しかし長く照れる暇はなかった。





｢さ、次は髪型ね！
どんなのにしようかしら｣




｢カタログを持ってきましたので
それを参考にして下さいまし｣




なぜか2人は絶対に私よりもやる気だ。




｢あのー・・・
ハンガリーさん？リヒテンちゃん？｣





その声をかける頃には




私はドレッサーに連れていかれたのだった。




▼Aはオシャレ度が上昇


▼HPが25減った









どうも作者の抹茶塩です。

読んでいる皆様に心から御礼を。

この度過去最高42位というものを頂きました。


本当にありがとうございます(´˘`＊)

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