嘘つき ページ40
あ「ん…ああ…朝だ」
目を覚ますと京介のベットの中だった。昨日泣きじゃくっていた私を京介が部屋に運んで…
確かそのまま寝ちゃったのか。
あ「頭痛い…ご飯食べに行こ」
下に下りると既にみんなご飯を食べていた。
あ「おはよう」
迅「お！起きたな」
あ「うん…頭痛い」
迅「薬でも飲むか？」
あ「大丈夫だと思…」
ふらふらとした足取りで居たからこけそうになった。
そんな私を近くにいた京介が受け止めた。
鳥「危ないですよ。ソファの方に座って下さい」
あ「うん…ありがと」
なんだか何も出来ない気がしてやばい…
辛いな…
鳥「お腹空いてますか？」
あ「ううん…」
鳥「そう言うと思ってお粥作ったんで食べて下さい」
あ「ありがとう」
迅「…」
あ「京介今日なんかあったっけ？」
鳥「今日ですか？…ありますね。出水先輩に呼ばれてるんで」
あ「そっか…」
鳥「あ、別に出水先輩なんで断っても大丈夫ですよ」
あ「そんなの悪いし…」
鳥「大丈夫ですから」
迅「…京介。お前今日はやけにAに引っ付くな〜何で？」
鳥「俺が守るしかないって思ってるんで」
迅「は？」
鳥「何か問題でもありますか？」
あ「ちょっと…ケンカしないでよ」
二人が口論をしているときに…
木「おい。A」
あ「レイジさん何ですか？」
木「客が来てるぞ」
あ「はーい！」
私は急いで玄関に。出たらそこには嵐山。
あ「嵐山？どうしたの？」
嵐「お、俺な…こんな時に言うなんて最低だって分かってるんだ」
あ「？？」
嵐「えっと…」
あ「どうしたの嵐山？何の話？」
嵐「すっ…好きだぁ！」
あ「は？！」
嵐「Aの事が好きだぁぁぁ！！」
あ「ちょっとこんな所で///しかも玄関でしないでよバカ！！///」
嵐「ごめんっ…」
迅「嵐山！」
嵐「あ…迅か」
迅「先駆けしないでくれないか？俺、告白したんだけど」
嵐「おあいこだろう？」
迅「まあそうなんだけどね…」
あ「嵐山…あの」
嵐「あ、返事はいつでも大丈夫だからな！！」
あ「うん…」
嵐「えっと…」
鳥「Aさん。俺、学校行ってきます」
あ「あ、うん！いってらっしゃい」
鳥「あまり今日は出歩かないで下さいね。フラフラしてますから」
あ「うん…」
鳥「自分の部屋が嫌だったら俺の部屋でも良いので休んでいて下さい」
あ「ありがとう」
鳥「じゃ」
そう言って京介は支部を後にした。
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作者名：あかね色 | 作者ホームページ：http://id2.fm-p.jp/653/krbo/
作成日時：2015年7月28日 20時
