愛され病弱少女は須堂くんの彼女！【学校のカイダン】2

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南「あらあら可愛いことしちゃって」

玲奈「夏樹面食らってるけど(笑)」



当の夏樹は、はっとしてためいきをつく。




陸「王様もお姫様にはかなわないってことだね」

夏樹「はあ…」

「ためいきつくと幸せ逃げちゃいますよー？」

夏樹「…じゃあAがその分幸せよこせよ」

「ふふ、はぁい」




そのあとりんごを完食し、メロンを食べてお腹いっぱいになった。

美味しかったな。
学校行ったらツバメにお礼言わなくちゃ。




「あ、そうだ…！あのね、明日には退院していいって！しばらくは病院通いだけど…」

美森「ほんと！？やったぁ！」

玲奈「よかった！Aいないとつまんないしー」

エミリー「どっかの誰かさんも落ち着かないみたいだし？」

南「ね？夏樹」

夏樹「…うるせえっつーの」



否定しないんだ。
なんか夏樹が可愛く見えてきた…！



「ふふ、私がいなくて寂しかったー？」

夏樹「…それはお前もじゃねえの？」

「…うん、寂しかったな…夏樹は…？」

夏樹「…Aがいねえとしっくりこねえ」

「私もっ！」




夏樹の言葉に笑ってしまいつつも、夏樹にぎゅう、と抱きついた。



「楽しみだなー明日！……早く夏樹といちゃいちゃしたい」



夏樹にだけ聞こえるように、小さくつぶやく。
思い通り夏樹にだけ聞こえたようで、みんなは気付かず談笑している。


そして、夏樹はくす、と笑いながら抱きしめ返してくれた。



夏樹「甘えん坊。…俺も同じだけどな。早くAとゆっくりしたい」

「えへへ…一緒にご飯作って、食べて、一緒にごろごろして、一緒に寝ようね？」

夏樹「一緒に風呂、はねえのかよ？」

「！……き、気が向いたら…」



そのあとはみんなに、私がいなかったあいだの話を聞いた。
そして、しばらくして夏樹たちは帰っていった。




私は明日に備え、そうそうに眠りについた。

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