32 ページ33
．
私はジニーが持っていた日記を手に取り、ページを開いてハリーに差し出した。
毒牙を使えと、目配せした。
ハリーは1度トムを見ると、思いっきり毒牙を日記に突き立てた。
トム「何をする？やめろ！よせ！う〜！うっううっ！う〜…！うわぁ〜〜〜!!あ〜〜〜!!」
トムは身を捩り、悶え、悲鳴をあげながらのたうち回って……消えた。
ジニー「ハァハァハァ…。」
『ジニー…！？』
ジニー「ハリー、A、私がやったの。でも信じてそんなつもりじゃ…。リドルがやらせたの、それで…。」
ジニーは目が覚めた途端、しゃくりあげながらまくし立てた。
『ジニー、もう大丈夫よ、ハリーがやっつけてくれたの。』
ジニー「そうなの？…っ、A、ケガしてるわ…。」
『ふふ、これくらいどうってことないわ。』
ジニーに心配をかけまいと、嘘をついてしまった。
正直、体は限界だった。
体中が熱くなり、意識は朦朧としている。
ハリー「安心してジニー。終わったんだ。あれは記憶だったんだ。」
さめざめと泣くジニーを立ち上がらせ、暗いトンネルを通り、崩れ落ちた岩の前まで来た。
ロン「ハリー！ジニー！A！」
ロンが叫びながらこちらに来た。
『ロン、あなたもいt……』
「「「A！？」」」
ロンに駆け寄ろうとしたところで、私は力尽きてしまった。
地面に崩れ落ち、あぁもう死ぬのか、とゆっくり目を閉じた。
ジニー「どうしよう、Aが、Aが！」
ジニーがまた泣き出してしまった。
ここにいるより、地上に戻るのが先だ。
ロンがAを抱えて、みんなでフォークスに掴まって地上に戻った。
ギルデロイ・ロックハートは、忘却呪文を受けて、自分が誰なのか、今どこにいるのか、全てチンプンカンプンになってしまっていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 228人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハリーポッター」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
しなもんろーる(プロフ) - みおさん» ご覧頂きありがとうございます！私自身、ウッドも大好きなキャラクターなので、多めに登場させる節がありまして、(笑)これからも登場していますので、楽しんで頂けると嬉しいです！ (2022年2月27日 18時) (
レス) id: 90f5e9193b (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - ウッドとイチャイチャできる作品がなかったのでとても嬉しいです!オチは違うかもしれませんが、これからもウッドと何かあったら嬉しいな…笑 (2022年2月8日 0時) (レス) @page40 id: e030db3d3a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：しなもんろーる | 作成日時：2022年1月28日 0時
