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溜息さえも付けないこの状況は地獄だった。
グリフィンドールのテーブルの目の前には大勢のスリザリン生。
何事かと周りは探りを入れたが、相手がスリザリンと知るやいなや引っ込んだ。
ジョージ「おいおい、俺たちの姫は女子にもモテるのか？」
フレッド「そりゃないぜ、A。」
後方から現れたのは、先程チヤホヤされて調子に乗っている双子だった。
ドヤ顔があまりにもムカついたので、真顔でリーに話しかけてしまった。
『…ねぇリー、あの二人ムカつくんだけど。』
そう言うと、リーは大爆笑、フレッドとジョージはショックを受けていた。
リー「はは！Aもそんなこと言うんだな！(笑)」
スリザリンの生徒たちは、まだ言い争っていた。
相変わらず、矛先は私だったが。
フレッド「はいはい、退いてくれよ。ここはグリフィンドールのテーブルだぜ？喧嘩ならあっちでやれよ。」
パンジー「は！？あんたに何がわかんのよ！この女が悪いんだから！」
ドラコ「Aは悪くない。それに、Aはランスロット家の令嬢だぞ。純血の恥はどっちだ。」
ドラコがそう言うと、女子たちはゔっと息をつまらせ、私を思いっきり睨んだ後、スタスタと去っていった。
『……なにあれ、感じ悪い。』
ドラコ「Aすまない、やめるように言ってはいたんだが…。」
『別にドラコが謝ることじゃないわ。気にしないで。ありがとう、助けてくれて。』
ちょっとした騒ぎになってしまったが、なんとか周りを宥め、ご馳走を沢山食べてパーティーを楽しんだ。
パーシー「僕達もそろそろ戻ろう。」
パーシーの声でみんなが立ち上がり、階段を上って廊下に出た、そのときだった。
赤い字で壁に書かれた文字、ハリー、ロン、グレンジャーの3人……松明にぶら下がったミセス・ノリス。
グリフィンドールの1番前を歩いていた私は息を吸った。
壁の文字は血だろうか、怖くなって近くにいたオリバーとフレッドにしがみついた。
ウッド「A、大丈夫？」
『ご、ごめん、あの、』
フレッド「怖かったらこのままでいいよ。」
2人は優しく頭や背中を撫でてくれて、気づいた時には先生方に寮に戻るよう指示されていた。
それからというもの、ハリーがスリザリンの継承者なのではないかと、噂が立った。
事件の犯人が明らかにならないまま、土曜日、クィディッチ試合の日を迎えてしまった。
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しなもんろーる(プロフ) - みおさん» ご覧頂きありがとうございます！私自身、ウッドも大好きなキャラクターなので、多めに登場させる節がありまして、(笑)これからも登場していますので、楽しんで頂けると嬉しいです！ (2022年2月27日 18時) (
レス) id: 90f5e9193b (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - ウッドとイチャイチャできる作品がなかったのでとても嬉しいです!オチは違うかもしれませんが、これからもウッドと何かあったら嬉しいな…笑 (2022年2月8日 0時) (レス) @page40 id: e030db3d3a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しなもんろーる | 作成日時：2022年1月28日 0時
