【リボーン】俺は、「死」ってもんに興味があるだけなんだよ。Second (ページ37)

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§嫌な感じの中学生と§ ページ37

霧戦の日。
昼間のうちは遊べるだろうと犬と千種とで駄菓子屋さんに来ていた。
犬はガムを選んでいる。…あれ、ガムって、犬さっきも買ってなかったっけ。

「さっき買っただろ？」

「らってガムってフルティーだからみんなのっくんじゃうんらもん」

『いやあのね犬、飲み込むって、中学生にもなって…俺でもないよ』

「うるへー」

うるさいって言われちゃったよ。

「じゃあ箱で買っていこう」

おおい。
ちょ、まておまえ千種。いくらすると思ってんだ。俺「給料入ったからなんか奢るよー」とか言ったけど、フーセンガム箱ごとってさすがに…。俺の給料なめんな、学費とかの分引いてあんだぞ。

「当たり付きのいちご味！」

のっかってんじゃねえよ犬。

「レシートいい…」

『へい、ストップ・ザ・お前ら』

流されそうだったから、一度ストップをかけようとしたとき。

「んな゛ー！！！？え゛ーー！！？」

『うわあびっくりしたあ』

後ろから突然の咆哮。

『って、ツナ君。なぜにこんなところに』

そういえば原作であったなあ、こんなシーン。
けどここまで声でかいとは思わなかった。ライオンも逃げ出す声の大きさ。どんなだ。

疲れているのかとごしごしと俺にも気づかず目をこするツナ君。に、犬がつっかかる。そしてツナ君転倒。大丈夫か。

「ちゃおっす」

『あ、リボーン君。こんにちわ』

「ん？A、こいつらと知り合いだったのか？」

『まあちょっと』

リボーン君も登場。タイミングがいいなあとこっそり思った。俺の返事にしばらく気にしていた様子のリボーン君だったが、やがて犬たちのほうに向きなおり、「ツナの霧の守護者は？」と問いかけた。

そういえば、雲雀さんのこと見に行ったんだっけ。

そしてしばらく談笑。
大人しくしているとただの嫌な感じの中学生だとか言われた。そしてさりげなく俺もそれに含まれている的な。カッコイイ中学生と言ってほしい。

女の子に声かけてこようかなー…とか思い始めたとこ、話が終ったらしく、犬がなんか若干イライラしながら「てめーらにはもったいない霧の守護者らってボンゴレに言っとけ！んじゃあ夜な」と言って歩き出した。俺も後を追う。

まだ昼は続くし、この後クロームっち迎えに行って公園にでも行こうかな…。