【リボーン】俺は、「死」ってもんに興味があるだけなんだよ。Second (ページ4)

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§都会的空間§ ページ4

『ってかんじかな』

「じゃあ、そこまで攻撃的なほどに怪しまれてはいないってことだね」

夢のなかで、俺はまたあの都会的空間にいた。
ここは時々悠介君に今の状況を話す場所というか、そんなかんじで活用している。

『あ、あとさ、紺色の髪のお兄さんにあったよ』

「紺色？」

『うん。名前は聞きそびれちゃったんだけどさ、外人さんで・・・同い年かちょい上くらいの人』

昼間(ていうか夕方)に会った人の事だ。あんだけ特徴があるのに、原作では見たことがない。
もしかしたら俺の記憶違いで、原作で登場していたかもしれなかったから、悠介君に聞いてみた。

「・・・もしかして・・・」

『え、うそ。原作で居た？うわ、記憶力は結構自信あったのに。』

「いや、出てないよ。・・・まあ、これから関わってはいくけど・・・」

『はい？』

意味がよくわからない、と聞き返そうとしたら、都会の街並みがぐるりと一回転した。
しまった、時間か？

『え、ちょ、気になる。気になるんだけど悠介君』

「ごめん、もう時間っぽい」

『知ってるよ！だから早く教え・・・』

得体の知れない浮遊感で、意識を飛ばした。

***

・・・・・・・あれ？

『・・・夢からさめてない』

いつもならここで、けたたましく耳元で目覚まし時計が鳴り響いてるはずだ。
でも悠介君はいない。・・・。
・・・・・・え、なにこれかなり怖い。
状況を確認しよう。落ち着け、俺は冷静さ。ここでパニクって悠介君のことを大声で叫んで探したりなんてしないんでするんです。
語尾がパニクった。
・・・・・・・・・ゆうううううううすけくううううううううううううん！！
心の中だけでは存分にパニックになってもいいだろうか。もはやパソコンが10分間くらいフリーズした時のようにパニクっている。

「・・・だれですか？」

・・・。
・・おい、あの頭、見たことあるぞ。

状況を確認した。
俺は今草原みたいなところにいて、すぐそばには湖もあるし、青空はすごくきれいだ。
そして目の前の人は個性的な髪形の、同い年ぐらいの人がいる。
なんだか最近同い年くらいの人によくあうなあ。
しかし、目の前の人は夕方のお兄さんと違って、よく知っている人だ。一方的に。

『・・・はじめまして、綾崎Aです』

笑顔は引き攣らなかっただろうか。

目の前にいるのは、間違いなくボンゴレ霧の守護者、六道骸だった。