誰かいませんか? ころん 17 ページ18
こ「はあっ、きっつ。
えーと?ああ、解除の話だったか。
……ふっふっふ。僕、この答え“さる”だと思うよ。」
え?
『さる……?』
こ「そう、さる。
理由はね、この“うっきい”ってところ。これ、さるの鳴き声だと思うんだよね、僕。」
お……おお!!
なるほど!!
こ「いやぁ僕天才!凄いでしょ?
こんなの僕にかかれば一発だぜ!
HAHAHAHAH……」『じゃ、入力するね。』
こ「ちょ?!途中で入ってこないでよ!」
いやうるさいじゃんあなた。
いつものことだけど。
途中で割って入られてしょんぼりしているころんくんを尻目に「さる」と入力する。
さあここで軽快に正解の音が鳴る!
……いや、鳴らなかった。
つまりは……?
[不正解です。]
『ま?』
こ「え?」
「不正解」が告げられた瞬間。
耳をつんざくような音……
はっきり言ってしまえば、“爆発音”が聴こえてきた。
それから数を数える間もなく私たちを襲ってくる熱風。
これは……何かが爆発したということなのか?
状況から察するに、恐らくそれがいちばん考えられるのだが……
今の出来事の元だと推測した場所へ視線を向けると、そこには確かに、爆発が起きたような跡があった。
呆然としてしまう。
なぜ、爆発が?
こ「Aっ、大丈夫?!怪我とかはっ?!」
『あ、うん……大丈夫。』
私が立ち尽くしていると、ころんくんが声を荒げた。
こ「おいっ!どうなってんだよこれ!話が違うんじゃねーの!!」
どこかへ向かって叫ぶころんくん。
多分、あの最初にルールとかを説明していた音声に向かって叫んでいるのだろう。
しばらくすると、あの音声が聞こえてきた。
?「爆発……ですか。これは失礼いたしました。説明が不足していたようですね。
補足します。この爆弾処理の機械ですが、答えを間違えてしまうと爆弾がひとつ、爆発します。
これは不正解の回数を重ねるとどんどん威力が増していき、また、距離も近くなります。
なので、次答えを間違えた場合は無傷では済まされないかと。
説明は以上です。それでは、頑張ってくださいね。」
嘘でしょ?
こ「まじか…………」
次は無傷じゃ済まないの?
そんなの辛すぎない?
こ「ちゃんと……答え考えようか。」
『……うん。』
これは……思ったよりハードだ。
_____
いきなり入ってくるシリアス(?)回。笑
あ、98位ありがとうございます!
ほんと感謝。
そしてそろそろお話のストックがないという悲劇。←お話書いて溜めてる人
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かふぇおれ@充電中(プロフ) - ほのかさん» そうなんですね!ホーンテッドマンションいいですよね! お話読んでくださりありがとうございます! (2019年11月13日 0時) (レス) id: e773914edd (このIDを非表示/違反報告)
ほのか - 私もホーンデットマンション乗ってきましたー!前行った時はハロウィンバージョンでしたけどw (2019年11月12日 22時) (レス) id: 6e65e39ef5 (このIDを非表示/違反報告)
かふぇおれ@充電中(プロフ) - なつみさん» ありがとうございますううううう!見つけていただき感謝です!頑張ります! (2019年6月2日 21時) (レス) id: e773914edd (このIDを非表示/違反報告)
なつみ - あった!良かったです。ころちゃんとの物語だァ!楽しみヾ(*´∀`*)ノ更新頑張ってください! (2019年6月2日 20時) (レス) id: d37bac9867 (このIDを非表示/違反報告)
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