最悪な人生だった私が引っ越したその先は…？２

48話 ページ2

A視点

午後の授業が終わり私は家に帰った。

ｶﾞﾁｬ

流石にお父さんは帰ってきてなかった。
もう一生帰ってこないで欲しい…こんなこと思っちゃう私が大嫌い。

私は自分の部屋に戻りテストの間違えたところを復習した。
もっと頑張ってれば、もっと努力してれば、
あれ、？何でだろ。泣きたくもないのに泣いてる…なんで…

ﾌﾞｯﾌﾞｰ

誰かからメールが送られてきた。
かにちゃんだ…

か「今日元気なかったけど大丈夫？」

大丈夫じゃないよ…けど、心配かけたくないよ、、

『全然大丈夫！！』

言葉では元気っぽく返した。すぐに既読がついた。

か「そう？辛いなら辛いって良いんだよ」

……そんなこと言わないでよ…今は頑張んなきゃいけないのに…かにちゃんの優しさに甘えちゃうよ…

『ほんとに大丈夫！心配させちゃってごめんね』

私はスマホを置いて勉強をした。




いつの間にか外が暗くなっていた。

ｶﾞﾁｬ

あっ…お父さんが帰ってきた。

『お帰りなさい』

父「あぁ。そういえばテストは返ってきたのか？」

『まぁ一応、、』

父「見せなさい」

『はい』

私は全教科お父さんに見せた。

父「はぁ…ほんとにお前は何をしているんだ。ちゃんと勉強をしたのか？」

『したよ！！ちゃんとした…』

父「だったら全部100点取れてただろ？何で努力しなかった。転校したことに反省してないのか？」

ズキッ

ど…どうゆうこと…？転校したって、お父さんの転勤で引っ越したんでしょ…？

『どうゆうこと…？転校した理由ってお父さんの転勤じゃないの？』

父「そんなわけないだろ。お前の学力が低すぎたからだ。そんなことにも気づいてなかったのか？」

嘘…何で、、私は誰にも期待されてなかったの…？

父「そんなことも理解してないで通ってたのか？お前はほんとにっ…」

バシッ

『いっ…』

私は思いっきり殴られた。

父「何でいつもお前は何にも出来ないんだ？」

ゴッ
バンッ

『いっ…たい…』

やめて…やめて……

『ごめ…なさい…』

父「もうお前は家を出ろ」

『ぇ…』

私はお父さんに引きずられ家に出された。

『待って！お願いこれだけは！！』

父「もう二度と帰ってくるな」

バンッ

お父さんは家の鍵をしめた。

もう終わりだ、、もう…駄目だ。
助けて誰か…お願い……

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