38.好きだけど、好きだから ページ38
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「ずっと一緒にいたから
いい子だっていうのは知ってるし
超イケメンだし
翔くんのことは好きだよ？」
超がつくほどのイケメン。
大ちゃんも、そう思ってるんだなー。
頭もめちゃ良いみたいだし、
言う事なしのイイ男じゃん。
「でも、どのくらいの好きなのかなんて…考えたこともなかった
よくわかんない」
んーって、視線を上に上げて
大ちゃんはちょっと考えて言葉を切った。
「でも」
「でも？」
「翔くんが結婚したいって言ってたのがマジだっていうのは
さすがに俺でもわかったっていうか……」
「……」
そりゃ、あんだけの行動を示されたら
普通、惚れ直すか、ひいちゃうかのどっちかだよね。
大ちゃんにひいた様子はないから、やっぱ……
「Σって！？ まって！！まってまって！！」
はっと気づいて、俺は声を上げた。
「じゃあ、さっきまで俺とチュッチュしてたのはなんで！？」
告白を受けて、俺とラブラブになったんじゃないの！？
「チュッチュって言い方(苦笑)」
松潤が呆れてる。
「えっと？
相葉ちゃんが好きだから？」
「だよね！」
だよね！ だよね！
疑問形なのは置いといて
好きってゲットしました―――っ！(歓喜)
「……。智」
松潤が、くいと大ちゃんの顎に指をかける。
ナニ？って反射的に向いた大ちゃんは
そのまんま、松潤にキスされちゃった。
「まちゅゆん？」
「噛んでる(笑)」
「なんでチュー？」
「智が好きだから」
「え？」
「そういう意味で好きだから、キスした
文句ある？」
「…………ない、けど」
えええええ！？
「ないの！？(涙)」
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作者名：たると
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/tarutolist01/?plid=tarutoamnos...
作成日時：2018年7月4日 19時
