天然すぎる君が好き【天然コンビ】＜完結＞ (ページ36)

今日:6 hit、昨日:2 hit、合計:228,829 hit

36.管理人は黙っていませんページ36

.

「こんなところで、昼間っからいちゃいちゃとは(怒)
　いい度胸してるね？相葉くん」

Σギク――――ッ！！！

大ちゃんとチュッチュしてたら

いつのまにか松潤が帰ってきてたらしい。

リビングに貼ってあるルール表の前で

腕を組んで、こっちをめっちゃ睨んでた。

「『共有スペースではいちゃつき禁止』って項目を増やそうかな」

目怖い！目怖いって！！(汗)

「でもでも！自分の部屋に『恋人』を連れ込んじゃダメって…」

「ああ、そうだね(怒)」

「だったら、ここで会うしかないじゃん！」

「いや、ダメだろ(怒)」

こっちに近づいてきて、

気迫で俺を大ちゃんから距離をとらせると

「智」

ひょいと、ぬいぐるみごと大ちゃんを抱きあげて

ソファに座り直させた。

その隣に腰を下ろす松潤。

「あなた、相葉くんの恋人になったの？」

「え？」

「婚約者の彼とはどうなったの？」

「ああ、翔くん？」

昨日の大告白タイムに、まさかの大ちゃん登場で

松潤もニノも、呆気にとられて何も言えない状態になってて

肝心の大ちゃんは「そっかぁ」ってニッコリ笑って

「疲れたから今日は寝るね」って部屋に引っ込んじゃんだよね。

残された俺たちは、どうするにもできなくて

自室に戻って、一晩明かした。

朝起きたら、

松潤は仕事で、ニノはバイトで

大ちゃんはまだ寝てて

俺は、告白しちゃったことへの返事っていうか

反応ももらってないってことが気がかりで

学校を休んで、大ちゃんが出てくるのをリビングで待ってたんだ。

大ちゃんはぼっさぼさの髪で「おはよー」って起きてきて

ソファにゴロンってしちゃった。

というのが、さっきまでの状況だ。

.