天然すぎる君が好き【天然コンビ】＜完結＞ (ページ16)

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16.どっちも正解で不正解ページ16

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「お前はホントばかだね」

ニノが、はぁとため息をついて

松潤は、肩をすくめる。

「こいつが黙ってヤラれるタマかよ」

ああ、なるほど。

ニノは黙ってなかったんだな。

「…… って！？まって！？
　ニノが黙ってたら、松潤ってそーゆーことしようとしたんだ！？」

「あー(笑)」

苦笑して、松潤はラグにあぐらをかいて座った。

「コイツ、見た目かわいいじゃん？
　あんまりケツは好みじゃなかったけど(笑)
　まぁイケそうとか思って？」

そ、そういうもんなの？

「好奇心で襲われちゃたまったもんじゃないですけどねぇ」

ニノはソファにボスンと座って

顎を上げ、目を細めて松潤をで見下ろす。

「俺のビックマグナムにビビって萎えたＪは見モノではありましたな」

「ハァ！？(怒) ビビってねぇしー」

ビックマグナム……(汗)

た、確かに。

たまたま風呂の交代で、脱衣所で一緒になったとき

ニノって華奢なのにスゲェ！って思ったっけ。

「ってわけで」

どういうわけ？

「こことの間に、そういうヤマシイ関係はないから
　そこんとこ、勘違いすんなよ？」

「う…うん」

「お前ってば、すぐ態度に出るからさー
　下手に大野さんの前でバラされても面倒だし」

大ちゃんにばれたくないっていうことだけはわかったけれども

「で、でもさ
　ビックマグナムって理由だけで、もうそーゆーのしないってホント？」

「は？お前何言ってんの？」

「男のコカンにかかわるってやつ？」

「男の沽券(こけん)な(笑)」

あ、また間違えた。

「ブツがあるとやっぱり無理ってわかっただけだ」

松潤が説明してくれるけど

「大ちゃんにもあるよ？」

「だな(笑)」

「うーん？でも大ちゃんのお尻は好き？」

「超好み。モノにしたい」

「うーん？」

納得できなかった。

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