14.チェリーは安全パイ？ ページ14
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「ううっ(涙)」
血の味がしたプリンって初めて食べたなぁ。
「鼻血出しながらプリンって うはははははは！！
お前、ほんっと血の気が多いなー！ うはははっははは！！」
ニノが、豪快な思い出し笑いをして
ごろんごろんラグの上を転がってる。
ひどい(涙)
「涙目で見上げられて『あーん』なんて甘えた声出されちゃ
まぁ クルっちゃークルもんがあるだろうけど
相葉くんってマジ純情だな くくっ」
「松潤も追い打ちかけないでよー」
もう！ 二人ともひどいよ！
１時間前にオネムになっちゃった大ちゃんは自室へ。
そこへ仕事から帰ってきた松潤に
ニノが、おもしろおかしく、俺の鼻血プリンの話をしたもんだから
二人から、めっちゃ弄られてるところだ。
「アイバカは、チェリーボーイだもんなぁ
大野さんの色気にＫＯされるのも仕方がねぇわ」
「ちょ！！ ニノ！！」
「だってホントの事じゃん(笑)」
ニノの言葉に抗議しようとしたら
松潤が声を上げた。
「Σええ！？ 相葉くん 童貞なの！？」
「Σうええ！？ そんなに驚かれることなの！？」
「あー……、なんか ごめん(笑)」
「ううん(涙)」
手ひどい追い打ちをかけられて、俺は机にうっぷした。
「まぁ そーゆーのは個人差があるし
落ち込むことでもないんじゃない？」
松潤がフォローしてるつもりらしいけど
俺は、なんて返事をしたらいいんだろう(涙)
「いや、そっか。 何となく雰囲気っていうか…
ニノと違って安全パイかなとは思ってたけど
そういうことか」
「安全パイ？ ナニソレ？」
「智に対してだけど？」
「……」
ひどすぎ(涙)
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作者名：たると
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/tarutolist01/?plid=tarutoamnos...
作成日時：2018年7月4日 19時
