嫌悪感 -ホシ– ページ5
「スングァナ、飲み物買いに行くけどお前も行く？」
「あ〜、僕は大丈夫です」
スングァンは携帯から目を離さずにそう答える
「そんな真剣に何見てんの？」
「推しです」
「推し？」
「最近好きになったグループがあるんだって」
シュアヒョンがスングァンの携帯を覗き込みながらそう言った
「へぇ〜、何てグループ？」
「magnumです。最近売れてきてハマってるんですよね〜」
「新人か？」
「いや、3年目です。2016年デビューだから僕たちの1年後輩ですね。あ、カムバ期間が少し被ってて今日は生で会えちゃうかもしれないんですよ」
「そうなんだ、だからスングァンは今日ソワソワしてたんだね」
「そうです！最近バラエティの出演とかメディアの露出も増えてきてからのカムバなんで期待してるんです」
何より曲も良いし、ビジュアルも良い！と、太鼓判を押すスングァンの携帯をシュアヒョンと同じように覗き込んだ
「確かにいいね。ほら、この子とか歌上手いと思う」
「あ！この子が僕の推しのヒジンヌナです」
「へぇ〜」
「この人がリーダーで、この人がメインダンサーで、この人がマンネで…
シュアヒョンが興味を持ってくれたのが嬉しかったのか
ペラペラと説明するスングァンを横目に
ひとつどうしても気になることがあった
「この人は？」
「あぁ、この人はAヌナです。ホシヒョン、Aヌナが気になります？やっぱりAヌナのビジュアルは一目置きますよね！」
「違う」
「え？」
" この人がこのグループを乱してる気がする "
俺は画面の中で踊ってるAという人を指差した
「他は誠実さが感じられるけど、この人から感じない。歌もダンスも中途半端すぎないか？」
「あぁ〜…Aヌナはいわゆる省エネ？なんです。多分、ビジュアルでメンバーに選ばれたんじゃないですかね。事実、Aヌナのビジュアルのお陰でこのグループは売れてきたみたいだし」
「ビジュアルのお陰？」
シュアヒョンは首を傾げた
「化粧品の広告モデルでバズったんですよ」
「なんだよそれ…」
俺は一気に嫌悪感に包まれた
他のメンバーが一生懸命なのに
自分はビジュアルだけでグループに
居座るつもりなのか？
俺はアイドルという職業に誇りを持ってるし、
ファンのみんなやメンバーの為にも
何事も全力でありたかった
だからこそ、どうしてもこのAってやつが気に入らない
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
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タルタリ(プロフ) - hohbelover09さん» 読んで頂きありがとうございます（ ; ; ）更新は不定期ですが、頻度をあげれるように頑張ります！！ (2022年12月11日 9時) (
レス) id: bcb8e1b2ca (このIDを非表示/違反報告)
hohbelover09(プロフ) - めちゃめちゃ好きです…🤭これからも更新頑張ってください！！ (2022年12月11日 9時) (レス) @page14 id: d0b4ef2d80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：タルタリ
| 作成日時：2022年11月25日 18時
