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始まりの大地 ページ3

花は、真っ白な光を放ちながら辺りを照らし、

蜜腺(みつせん)から光沢のある金色の蜜を波打つ海へと溢れさせている。

光り輝く蜜は、暗い海を漂いながら、一帯を幻想的に照らしてくれていた。

それを狼は、花托(かたく)の部分から喰(く)い千切(ちぎ)ると、少女の薄く開いた唇に押し付け、そのまま口の中に押し込んだ。

狼は唇の端から垂れる蜜を舐めとりながら、少女の経過を静かに見守っている。

段々と頬に赤みが差し、少女の体が暖かくなっていくのを感じた狼は安堵の息を吐く。

狼が、少女の指先をゆったりとした舌使いで舐め、少女の体に自身の体を大きく擦りつけた。

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設定タグ：異世界 , 冒険   
作品のジャンル：ファンタジー, オリジナル作品
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作者名：雛菊 | 作成日時：2017年8月21日 9時

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