7ROUND ページ8
お部屋に潔子の荷物を置く。
あ「…」
部屋に一人正座。
仁花ちゃんも日向たちと一緒だろうし。
皆、練習中か。
私だって、断られようが同じ空間にいてやる！
あ「うわーーーーー」
声を出しながら廊下をダッシュ。
ガシッ！
あ「！？」
両腕を誰かに掴まれる。
黒「成ちゃん確保。」
木「よし。」
あ「ん？」
そのまま、右腕を木兎、左腕をクロに掴まれ
連行される。
…
そして、第３体育館へ。
私は入口のところに体操座り。
木「何だよー。機嫌悪いなー。」
コートのところでクロと木兎がこっちを見ている。
あ「…。」
だって、私はスガのところに行こうとしたんだもん。
黒「成ちゃーん。」
木「成ー。」
二人は機嫌を取ろうとしているのか、
私の名前を連呼する。
黒「成ちゃん元気だして？」
木「成は、元気になる！」
黒「お！…成ちゃん元気に"なる"。」
木「俺すごくない！？」
あ「…。」
この人たち普段はこんななのに…。
バレーは凄いんだもんな。
あ「私にも立派な名前があるんだからね！」
黒「ふーん。」
木「練習しよ。」
散々言っといて、そこは無視ですか！！
というか、二人は私の本当の名前知ってるの
だろうか。
いつも"成"とか"成ちゃん"しか言わないし。
もういいや、私もボール出ししてやるか。
私は床に手をつき立ち上がろうとする。
あ「よいしょ…」
赤「A。」
あ「！」
木「赤葦！！遅いな！サポーターそんな遠くにあったのか！」
赤「すみません。遅くなりました。」
キュッキュッキュッ…
赤葦くんが靴を履きながらコートの方に歩いていく。
あ「…。」
え、何今の！？
不意にもドキッとしてしまった。
あんな、耳元で"A"なんて、初めて言われたよ。
黒「おーい、成ちゃんボール出し。」
あ「！…あ、ごめん。」
私は急いでコートへ向かう。
赤「…。」
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ドッペルゲンガー - やった。両方見れるなんて最高。両方見たいってコメした人ナイスw (2016年4月4日 7時) (
レス) id: 4d0856fca1 (このIDを非表示/違反報告)
仁菜(プロフ) - 瑠璃さん» ありがとうございます(^O^) (2016年4月4日 6時) (レス) id: 8905b0bb0c (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃 - 私も、スガさん落ちがいいなと思ってます！とても面白い作品でしね(’-’*)♪ (2016年4月4日 1時) (レス) id: 781ad7f50a (このIDを非表示/違反報告)
仁菜(プロフ) - うたさん» こちらこそありがとうございます！！！ (2016年4月4日 0時) (レス) id: 8905b0bb0c (このIDを非表示/違反報告)
仁菜(プロフ) - 真弓さん» 両方読んでくださるなんて(;-;)ありがとうございます！！ (2016年4月4日 0時) (レス) id: 8905b0bb0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：仁菜 | 作成日時：2016年3月17日 23時
