美人マネに宣戦布告【菅原孝支】

6ROUND ページ7

１日目終了。



あ「みんなおつかれー。」



ペナルティをこなした部員たちにドリンクと
タオルを配る。



あ「スガ！おつかれ！」



さりげなく、アピール。



清「…はい。」


潔子は２年生にドリンクを渡している。


田「！？…やばい、潔子さんの指が当たった！！！」

西「何だと！？」



清「…。」



相変わらずうるさいな。



菅「お、ありがとう！やっぱ、他校のやつ強ぇなー。」



スガは床に寝転がる。



あ「そうだね。…だけど、大地が言ってた"強さを吸収する場"にはもってこい！な環境だね！！」



菅「！」



東「さすが、成瀬頼もしいな。」



あ「…。」



それは、スガに言って欲しかったセリフ。

またヒゲかよ！！

取り敢えず、旭を睨んでおく。



西「成さんカッコいいっす！！」
日「尊敬します！！」
田「成さーん！！」



田中は私にハイタッチを要求する。



あ「…。」



潔子は触れることができたら奇跡な神で、
私は簡単にハイタッチできる庶民ですか。



あ「ウェーイ。」



真顔でハイタッチ。



菅「よし、じゃあシンクロの練習すんべ！！」

澤「おう！」



ペナルティをこなした後とは思えないほど、
みんなはやる気に満ちている。



…まぁ皆がやる気になったなら結果オーライ。



潔子に勝てる気、全然しないんだけど。



でも、ここで怯んでられない。



あ「あ、私ボール出しするよ！！」



菅「あ…、えっと…。」



スガは潔子の方見てる。



あ「…。」



なんか嫌な予感。



清「…？ボール出ししようか？」



菅「すまん、頼む！」



あ「…。」



え、ボール出し断られるとかある！？

撃沈。



…潔子になりたい。



あ「潔子の荷物お部屋持ってきます！」



こうなったらやけになってやる。



清「あ、ありがとう…。？」

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