19ROUND ページ20
２日目の練習が始まる。
あ「お！旭サーブ入ってる！」
清「ね！」
潔子ってクールそうに見えるけど、
本当に部員想いなマネージャーなんだよね。
烏「菅原！次、セッターしてみるか？」
菅「はい！！」
あ「お！」
スガ、セッターやるんだ。
清「…良かった。」
潔子は嬉しそうに呟く。
同じ３年生としてスガがセッターをする機会が
増えるのは嬉しい。
あ「…。」
…今まで、スガが潔子のこと好きかどうか
気にしてたけど、
潔子はスガのことどう思っているのかな…。
もし、潔子もスガのこと好きなら
勝ち目なんてないな。
烏「成瀬！さっき、猫又監督から連絡あって、次の休憩はスイカの差し入れがあるらしくて少し長めに取るから。部員に伝えてくれ。」
あ「あ、はい！分かりました！」
いけない、部活中にボーッとしてた。
…
あ「スイカどうぞー。」
何か夏休みって感じでいいなぁー。
清「Aも食べておいで！私食べ終わったから！」
あ「おっけー！ありがとう！」
潔子と交代する。
坂の芝生の上に座る。
私にも夏休みが来た。
お、入道雲！
いいねー、夏休み！！
あ「…！」
真っ白な入道雲から急に視界が黒くなる。
黒「一人でスイカ？」
あ「！…、別にいいじゃん。」
木「成ー！」
また、この二人か。
せっかく、一人で夏休み感を味わってたのに。
木「わざわざ聞かなくても言いかなって思ったんだけどさ！成、今日も自主練の時間ボール出してくれるよな！？」
あ「え？」
昨日だけじゃなかったの？
…スガたちのシンクロ練習手伝おうと思ってたんだけどな。
木「よし！黒尾は？」
木兎はガッツポーズを決めると、
今度はクロに許可を取る。
あ「おい。私、まだ返事してないし！」
思わずその場に立ち、つっこむ。
黒「お！成ちゃんと目線が一緒。」
あ「…。」
そりゃ、私、坂の上ですから。
いちいち腹立つ。
黒「まぁ、そう怒るなって。」
あ「もう、ボール出ししなーい。」
木「成！？嘘だろ！？」
木兎声でかいし。
木兎の声に反応して、何人かがこっちを見る。
黒「ふーん、じゃあ俺も木兎と練習しない。」
木「！？…赤葦ー。」
ちょうど、近くを通ろうとした赤葦くんに
助けを求めてる。
赤「木兎さんと二人ならしませんよ？」
あ「…」
私、責任重大じゃん。
あ「わかった、やるよ。」
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ドッペルゲンガー - やった。両方見れるなんて最高。両方見たいってコメした人ナイスw (2016年4月4日 7時) (
レス) id: 4d0856fca1 (このIDを非表示/違反報告)
仁菜(プロフ) - 瑠璃さん» ありがとうございます(^O^) (2016年4月4日 6時) (レス) id: 8905b0bb0c (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃 - 私も、スガさん落ちがいいなと思ってます！とても面白い作品でしね(’-’*)♪ (2016年4月4日 1時) (レス) id: 781ad7f50a (このIDを非表示/違反報告)
仁菜(プロフ) - うたさん» こちらこそありがとうございます！！！ (2016年4月4日 0時) (レス) id: 8905b0bb0c (このIDを非表示/違反報告)
仁菜(プロフ) - 真弓さん» 両方読んでくださるなんて(;-;)ありがとうございます！！ (2016年4月4日 0時) (レス) id: 8905b0bb0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：仁菜 | 作成日時：2016年3月17日 23時
