15ROUND ページ16
当然、手札は私が２枚、赤葦くんが１枚。
赤「これですか？」
あ「違うよ！…あ！ど、どうだろ！…ちょっと今の無し！一回混ぜる！」
周りニヤニヤしてるし。
あ「はい！」
赤「これですね。」
あ「！」
それ、ババだよー。
赤「やっぱりこっち。」
そういうと、赤葦くんはババじゃない方を
スッと引き抜く。
赤「あがりました。」
木「なんだよー、あっけないなー。」
黒「はい、成ちゃんお菓子ー。」
東「成瀬、ドンマイ。」
あ「ヒゲチョーーップ！！」
東「！？」
久しぶりにチョップかましとこう。
赤「Aさん顔に出過ぎです。」
あ「え！？」
そんな出てたかな！？
あ「はい、お菓子買ってきまーす。」
灰「おいなりさんでいいですよ！」
あ「それ、お菓子じゃないし。買ってこないし。」
黒「行ってらっしゃーい。」
みんな言いたい放題。
私はため息をつきながら部屋をあとにする。
…
後ろを振り返る。
…誰もついてきてくれないか。
そうだよね！私、潔子じゃないし！
別にいいし！！
トントントン…
下駄箱で靴に履き替える。
菅「どっか行くの？」
あ「スガ！」
潔子と一緒じゃなかったのか。
あ「えっと、コンビニ！」
菅「！」
スガが右を向く。
あ「ん？……赤葦くん！どうしたの？」
スガが向いた方向には赤葦くんがいた。
赤「あ…、いや、トイレ行くだけです。」
あ「あ、そうなんだ。」
ついてきてくれたのかな、とか勘違いしてみる。
赤「じゃあ。木兎さんお菓子楽しみしてるみたいなので。」
あ「ちゃんと買ってくるよ！」
赤葦くんは通り過ぎていく。
菅「梟谷の人と一緒にいるんだ。」
あ「うん。あ、みんないるけどね！大地も旭も！」
菅「そっか。…あ、コンビニついていくよ。」
そういうと、スガも靴を履き替え始める。
あ「え、いいの？」
菅「外だいぶ暗いからな、行くべ！」
あ「う、うん！」
神さまありがとうございます。
私も頑張っていたら見放さないでいて
くれるんですね。
スガと二人きりになれるなんて。
…さっき、気まずくなったとか思ってたのが
一気に吹き飛ぶ。
とりあえず、今は潔子のこと好きかどうかは
いっか。それより、嬉しすぎるッ。
あ「…フフ」
菅「どうした？」
あ「！…な、なんでもない！」
危ない、顔に出るとこだった。
(既に顔に出てる。)
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ドッペルゲンガー - やった。両方見れるなんて最高。両方見たいってコメした人ナイスw (2016年4月4日 7時) (
レス) id: 4d0856fca1 (このIDを非表示/違反報告)
仁菜(プロフ) - 瑠璃さん» ありがとうございます(^O^) (2016年4月4日 6時) (レス) id: 8905b0bb0c (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃 - 私も、スガさん落ちがいいなと思ってます！とても面白い作品でしね(’-’*)♪ (2016年4月4日 1時) (レス) id: 781ad7f50a (このIDを非表示/違反報告)
仁菜(プロフ) - うたさん» こちらこそありがとうございます！！！ (2016年4月4日 0時) (レス) id: 8905b0bb0c (このIDを非表示/違反報告)
仁菜(プロフ) - 真弓さん» 両方読んでくださるなんて(;-;)ありがとうございます！！ (2016年4月4日 0時) (レス) id: 8905b0bb0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：仁菜 | 作成日時：2016年3月17日 23時
