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シンデレラ・タイム ページ10

JJ「多分、こっち行ったら見れると思うんだけど…」


そう言うジェジュンに手を引かれて
辿りついたのは


A「わー!すごい良く見える!」


花火の観覧会場を見下ろせる
高台のような場所だった。



JJ「ね!めっちゃいい場所!全然人も居ないし」

A「穴場だね、ここ」

JJ「あ、あっちにベンチあるよ。A。座ろ」


ジェジュンがベンチへ行き表面を払うと
私に向かっておいでおいでと手招きした。


A「うん、ありがと」


払ってくれた場所に腰を下ろすと
ジェジュンも隣に腰かけた。



JJ「別荘あるとこより良く見えるんじゃない?」

A「皆には申し訳ないけど…そうかも(汗)」



私達の目の前、大きな音を立てて

赤・オレンジ・白・ピンク

様々な大きさの花火が
群青の空に咲いては散っていく。




JJ「すっごいなぁ〜」

A「ねー」

JJ「あ!オレこの花火好き〜」


そう言ってジェジュンが指さしたのは
大きなしだれ柳の花火。


A「ほんと?私もこれ一番好きなの」

JJ「え、まじで?」

A「うん。なんか余韻を残して消えてく感じが好き」

JJ「そうそう!さらさら〜って散ってくのキレイだよね」

A「他の花火より幻想的っていうか」

JJ「そー!ゲンソウテキ!それ言いたかった」

A「ふふっ、ほんとに?」

JJ「ほんっとだって!(笑)おなじ事思ってたよ!」



口をとがらせて
ムキになるジェジュンが可愛くて
思わず笑ってしまう。




…ねぇ、どうして?

どうしてこんなに楽しいの。
どうしてこんなに嬉しいの。
どうしてこんなに幸せなの。

好きで、好きすぎて
苦しいよ。



―神様、お願いします。

どうか

今だけ

今だけは
ジェジュンを好きで居ることを許してください。



最後の花火が散る、その瞬間までは。

正直な気持ち→←身勝手な感情



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みづき(プロフ) - 彩さん» 彩さん>コメントありがとうございます!そうですね、ユイは主人公とユチョンをくっつけたいみたいです(^_^;)さてこのあとの展開はいかに…(笑) (2019年4月19日 12時) (レス) id: 1d18d4da0f (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 更新ありがとうございます。ユイは予防線でユチョンと私をくっつけたいの?ジェジュン助けて〜!(>_<) (2019年4月16日 15時) (レス) id: 3e8940efa9 (このIDを非表示/違反報告)
みづき(プロフ) - yucapさん» yucapさんはじめまして♪コメントありがとうございます(^^)一気読みしていただけて嬉しいです!これからさらに切なくなっていく予定ですのでお付き合いいただけたらと思います(笑) (2018年10月26日 16時) (レス) id: 1d18d4da0f (このIDを非表示/違反報告)
yucap(プロフ) - 初コメント失礼します^^*親友の彼を好きになる...切ない!しかも、ゆいも気がついてきた感じ??どうなるのー!って一気読みしました笑 (2018年10月25日 20時) (レス) id: 59d702c70a (このIDを非表示/違反報告)
みづき(プロフ) - るなさん» るなさん、コメントありがとうございます。こんな亀更新の小説を待っていただいて嬉しいやら申し訳ないやらです(^_^;)今後もマイペース更新で進むかと思いますがまた読んでいただけるとありがたいです♪ (2018年10月25日 16時) (レス) id: 1d18d4da0f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みづき | 作成日時:2017年11月27日 15時

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