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youth 45 ページ45
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慎「Aの隣にいるのは、いつだって俺だろ」
「そうだよ...っ、慎太郎の隣にいるのは、いつだって私だし、」
慎「あーごめん、我慢できない」
一瞬何が起こったか分からなかった。
視界が暗くなったと思ったら、慎太郎の大きな体に包まれていた。
慎「大事にするから、さ」
「...大事にしてください」
慎「こんな幸せでいられんのも、クローバーのおかげかもな」
幼い頃に見つけた、四つ葉のクローバーも
この間見つけた、四つ葉のクローバーも
きっとどちらも私たちの幸せを繋ぐ要素なんだ。
「ねえ、覚えてる？」
慎「んー？」
「昔四つ葉のクローバー見つけた時、大きくなったら結婚しようねって約束したこと」
慎「もちろん、覚えてるよ」
「結婚なんて、漠然とした捉え方しかしてなかった。結婚したら、ずっと一緒にいられるんだろうなって」
ずっとずっと、思ってた。
私はいつか本当に慎太郎と結婚するのかな、って。
「だけどやっぱりその時から、慎太郎とはいつまでも一緒にいたいって思ってたんだよね」
慎「うん、俺もだよ」
「だから、おじいちゃんとおばあちゃんになっても仲良くしてようね」
慎「死んでも仲良くしてような」
「それはちょっと怖いけど、笑」
少しだけ体が離れて、あははって笑い合える空間がものすごく幸せ。
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作者名：姫野
| 作成日時：2022年9月3日 22時
