5話 ページ5
『さかたさん、！！』
「うわっ、びっくりした…おかえりA！」
チャイムを鳴らして、ドアが開いた瞬間彼の胸元に飛び込むとちゃんと受け止めてくれる坂田さん
『んんん、ただいまぁ…』
「今日も1日頑張ったなあ、よしよし、この坂田様が癒やしてしんぜよう」
『はああ…だいすき、いっぱい癒やして』
ぎゅーっと抱きしめられると聞こえてくる心音
ふんわりと鼻をかすめる彼の匂い
耳に注ぎ込まれる優しい声
今は全部、私だけが独り占め
そんな時、やっぱり思い出すのは今日のあの出来事で
そっと口を開いて、外へと言葉を吐き出した
『、、、今日のあれ、やだった』
「あー、、、あれはほんっまにごめん…
でもあそこで違うって言ってもたぶんバレてたし、後付けられるよりはいいかなって思って、ごめんな…」
伏せていた目線を上げてみると、しょんぼりと眉の下がった彼の姿
、、そんな顔させたかったわけじゃなくて
やっぱり君には、いつもの太陽みたいな笑顔が似合う
『んーん、ゆるす…』
渋々口に出すと、ぱあっと明るくなった表情
ほんと、顔に出やすいなあ
坂田さんが考えてしたことなら、流石に文句は言えない
なにより、ずっと捨てられた犬のような顔をしている坂田さんを見るのが心苦しかったのが8割
「ほんま？ほんまに？俺聞いたからな、じゃあ仲直りもしたしちゅーしよ」
『もう、、雰囲気も何もないんだけど』
「俺だからいいの！！！したいときに！！します！！」
適当なこと言って、いつもムードがないのはご愛嬌
そっと目を閉じると、降ってくるのはキスの雨
優しそうに見えて、意外と荒っぽい口づけをする坂田さんのキスが好きで。
これが癖になってしまったなんて、恥ずかしくて本人には到底言えない
「きもちぃ？」
こくんと小さく頷くと、満足気な色っぽい含み笑い
……絶対他のリスナーにその表情見せないで
『………もっかいちゅーしたい、』
「ん？ええよ」
ふにゃりと唇が合わさる感覚
ゆっくりと離れて
その後に、こつん、とおでこを合わせるのが好きな坂田さんにはいつも顔を赤くされてばかりだ
『、ちかい』
「ふふ、ええやん。…可愛い顔もっと見せて？」
ちゅ、とリップ音がなる度に心臓がどきどきして
するりと絡めとられた指にまた赤くなって
「どきどきしてる？」
『うん、』
唇を重ねる度に、君への好きがどんどん溢れていくみたいだ
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みね(プロフ) - この作品大好きで、久々に見に来たら更新されててめっちゃ嬉しいです！！続き楽しみにしてます！！頑張ってください！ (2021年8月7日 14時) (
レス) id: 7103c303d5 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - 終わってます！戻ってきてください！続き楽しみに待ってます！ (2021年3月18日 13時) (レス) id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
あいるる - めちゃめちゃきゅんきゅんしました、、、！ (2020年1月29日 14時) (レス) id: fdfc753148 (このIDを非表示/違反報告)
澪桜(プロフ) - 更新待ってます((o(｡>ω<｡)o)) (2019年9月13日 22時) (レス) id: f8910ba311 (このIDを非表示/違反報告)
関西風しらすぅ@坂田家 - あ、え、すき…なにこれ夢主と感情が一致しすぎて、え、ドッペルゲンガーですか？ (2019年8月31日 22時) (レス) id: f34e486c2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たろちゃん | 作成日時：2019年8月19日 23時
