只今高嶺の花に恋わずらい中です【竈門炭治郎】

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．

当日


「わ、もういる！！」

私が待ち合わせ場所に着くと、建物の柱にもたれかかっている炭治郎くんがいた。



思わず隠れちゃったけど、けど！






(炭治郎くん私服初めて見た……っ！！！！)





何！？本当に高校生？！偽ってない！？



ベージュのシャツにカーキのズボン、
赤と黒のカバンを背負っている。



やばいイケメン←






「ねね、一緒に遊ぼうよ」

「……え？」


声に振り向くと、2人男の人が顔を赤くして
近寄ってきた。

「可愛いねぇ、ひとり？遊ぼうよ」

ゾワと体が固まる。


どうしよう、抵抗しなきゃなのに、なのに





体が動かない。








「何してるんですか？」

暖かい声が聞こえて、パッと見ると炭治郎くんが私の横に立っていた。



「た、炭治郎くん」

「大丈夫です、話せばきっと諦めるだろうから」

そう言って前に立つ。


「あ？誰だお前」

「まあそんな怒らずに。この子の知り合いですよ」

「そうかあ、俺はそこの可愛いやつに用があるんだよ」

「……へぇ、どんな？」

「…は？」

「そうですよね、わかりますよ。可愛いんですよー！さっきなんて隠れちゃって！」

可愛い？！てかバレて…！？





そう悶々と考えていると炭治郎くんは
いきなり私の肩に手を回した。




「……！？////」

「ほら、照れて可愛いでしょ？だーかーら、」









「この子、俺の可愛い可愛い彼女なんです！ね。……というわけでお兄さん？」



「俺早くこの子と出かけたいんで、素早くこの場から去ってくださいね」









…彼女！？？！？



男は逃げたが、彼女！？！？！！








炭治郎くん！？

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