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お題‼ 幼馴染 アイス 片思い ページ1
「あ、もうこんな時間」
そう言って彼女は空を見上げて、ゆっくりと席を立った。
教室から見える空は、橙色に染まって綺麗だ。
「もう帰ろっか」
俺の方を見てフワリと花が咲くように微笑んだ。
「そう……だな、帰るか」
自身の鞄を持って、俺たちしかいない教室から出た。
「暑いし、アイスでも食べるか」
「おお！ 良いね！ 」
帰り道には小さなコンビニがある、そこで２つに半分こできるアイスを買った。
「ほい、半分」
「有難う！」
幼馴染の俺たちは夏になると、アイスを半分こして食べていた。
「およ？ アイス付いてるよ！ 」
「え！？ マジ！ どこに」
彼女が指を指してくれるが、俺は拭う事が出来ない。
「違うよ、ここだよ」
俺の鼻の先に付いていたらしいアイスを取ると、彼女は自分の口に含んだ。
「っ！ 」
その行動に顔が熱くなって手で顔を隠した。
「ん？ どうしたの？ 顔真っ赤なんだけど！ 」
「お前！ 天然かよ」
顔が熱くてしばらく治らないだろう。
一応片思いだし、とっても心臓に悪い。
「はぁ、早く帰ろうぜ」
「本当にどうしたの？ 大丈夫！ 」
「うるっせ」
タイトル
夏色アイス
タイトルは適当です(*´∀｀*)
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作者名：花菜 | 作成日時：2018年5月3日 15時
