〜見惚れてました〜 相良夢/甘 ページ34
ある日の休日、少し足を伸ばして相良とAは海水浴場に来ていた。
相良「…お、やっと来たか…。なんでパーカー着てんの」
「〜っ…あんま見ないでよ…！」
相良のラッシュガード姿を見た事と、恥ずかしさで顔を赤らめて物陰に隠れるAを見て、相良は少し眉間に皺を寄せ、ズカズカと近付き腕をひく。
「ちょっ…もう！話聞いてるの！？」
相良「何恥ずかしがってんだよ、裸でもあるまいし」
「そういう問題じゃないっ…」
相良「いいからそのパーカー脱げよ…海入れねぇだろ」
めんどくせーとでも言いそうな顔をした相良の言うように、水着はパーカーで全く見えない。
「あっち向いててよ…」
相良「へーへー」
返事をして相良が後ろを見ている間にパーカーを脱ぎ相良に声を掛けてからコインロッカーに荷物をまとめてしまう。
相良「…似合ってんじゃん」
「…あ、ありがと。」
顔を赤らめるAを見て相良は少し恥ずかしそうに目を逸らす。そしてナンパ目的で来ているのであろう男達が近くにいることに気が付き、Aに被害が及ばないうちに、とビーチベット用の浮き輪(二人用)とサーフボードをレンタルし、半ば強制的にAと手を繋ぎ、早々に海へと歩いた。
相良「あんま離れんなよ。」
「わかってる。近くで浮いてるから大丈夫よ」
そう言ってAはビーチベッドで海上に浮かび、相良は少しサーフィンをしてから合流すると言って、サーフィンをしていた。距離はそれほど離れておらず、Aは何年ぶりかにやるらしいサーフィンする相良の姿を見ていた。
そしてそんな姿に少し…否、かなり見惚れてしまっていた。長いこと見つめていた為かその視線に気付いた相良が近付いてきて声を掛ける
相良「おいA…何そんなジロジロ見てんだ？」
「えっ！？な、なんでもない！ボーッとしてただけ…」
相良「あんまボケッとしてっと沖まで流されるぞ。」
「十分に気を付けてますよー。」
相良「本当かぁ？かなりボケッとしてたように見えたぞ、隙だらけの顔して」
「失礼な」
相良「ちょっとトイレ行ってくる。サーフボードも置いてくるからあんま流されねぇように気を付けとけよ。」
「わかってるって」
少し心配そうに泳いで陸に戻っていった相良を見届けたあとゴロンと横になりながら、ジリジリと照り付けてくる太陽を見つめる。
鉄火場で生きているAや相良にとって、こんな平和な休日はなかなか訪れるものではない。
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ゆう - 一条さんのプロポーズに惚れました！！！！ (2022年11月1日 18時) (
レス) @page33 id: 945705f77e (このIDを非表示/違反報告)
鈴 - 一条さぁぁん！！プロポーズが素敵ですぅぅ！！ (2022年8月6日 6時) (レス) @page33 id: e9f5fada24 (このIDを非表示/違反報告)
もっち(プロフ) - 一人一人の話が長くて好きです！更新待ってます( ^ω^) (2022年7月13日 15時) (レス) @page7 id: 52318af24f (このIDを非表示/違反報告)
夢女子うさこ - 嗚呼嬉しいです相良さんいないの多かったので嬉しいです！ (2022年5月29日 23時) (レス) id: 2580a6b5e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひなえ | 作成日時：2022年5月27日 13時
