143話inアメリカ ページ9
『じゃあ２日後のグループ演習に向けて、もう一度２人の個性について聞いてもいいかな。』
「ええ、勿論よ。」
訓練場に３人で輪になり、もう一度自らの個性を説明する。
「私の個性は”電脳”。コンピュータを操ることができる、だから肉弾戦には弱い。またスクリーンがあればサイバースペースに入ることも可能よ。」
「俺はの個性は”水”。文字通り水を操ることができる、川や池といった供給場所は必要ない。イメージとしては空気中や付近から勝手に集めてるんだと思う。硬化、軟化は自在だ。」
『私の個性は”再構築”、物質を分解し、別のものに作り変えることが出来る。原子レベルで行えばレオのように空気中から水を作り出すことも可能よ。』
初めてAの個性を認識したロゼとレオは思わず言葉が漏れる。
「改めて聞くと、凄い個性よね。」
「俺らの周りにはいないタイプだな。」
そして３人の個性を特徴を考慮し、作戦を練る。
『…ロゼ、コンピュータ、つまり電子機器であれば操ることが出来るの？』
「ええ、でも周囲にないと意味ないわ。」
『そしたら今回、ロゼには司令塔をお願いしたいわ。』
「へ！？私！？」
あからさまに動揺するロゼに、Aはクスリと笑って話し始める。
『今後色んな場面を想定して訓練する必要があるだろうけど、今回は学校の施設内。』
そこまで言うと、ロゼもはっとし、口角を上げる。
「学校の防犯設備、監視ロボットをハッキングしてしまうのね。」
『その通り。これで救助すべき人たちがどこにいるのかが瞬時に分かる。』
興奮しているロゼに、レオが口を開く。
「じゃあ俺は戦闘要員、いや、搬送要員だな。」
「あんた！！ゴリゴリの戦闘個性じゃない！もしや楽しようとしてるんじゃ…(怒)」
今にも噴火しそうなロゼをAがなだめていると、レオが立ち上がり個性を発動させる。
「俺の水は硬化して人を乗せるのも可能だ。まぁグループに戦えそうな個性の奴がいなかったらロゼの言った通りにしたが、」
振り返りAを見据える。
「今回は俺の出る幕じゃなさそうだ。」
「あんた、考えるってことが出来たのね…、少し見誤ってたわ。」
「おいおいきついなロゼ〜。」
「近いきもい。」
また隣で口喧嘩を始める２人を見て、Aは自分の推測が正しかったことに気づく。
『(レオは気だるげでお調子者に見えるけど、本当は―――)』
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にのに - ご結婚だぁぁあ (2020年9月14日 10時) (
レス) id: 85146adaec (このIDを非表示/違反報告)
MAKEOVER(プロフ) - ハゲ！ばか！さん» ありがとうございます！嬉しいです＾＾ (2020年3月25日 22時) (レス) id: 6f5c55dffc (このIDを非表示/違反報告)
ハゲ！ばか！ - 大変よいですね！ (2019年11月16日 20時) (レス) id: 16f3197883 (このIDを非表示/違反報告)
MAKEOVER(プロフ) - 夢桜さん» 応援ありがとうございます！最初から読んで頂いてるなんて凄く嬉しいです＾＾！ラストスパートですので、完結までお付き合いいただけると嬉しいです！ (2019年8月28日 0時) (レス) id: 6f5c55dffc (このIDを非表示/違反報告)
夢桜(プロフ) - ひえぇ！！まさか2年の体育祭を見れるとは思いませんでした！！最初から読ませて頂いてます！とても内容などが好きです！！これからも無理はせず頑張って下さい！！ (2019年8月26日 13時) (レス) id: 505f8e7c76 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：MAKEOVER | 作成日時：2018年7月8日 14時
