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Aside




机のあいだをするするっと抜けて
歩いてくる、その目立つ人。

周りにいた女の子達は目付きを変えて
こっちを見てる。

ほら、もう、、だから関わりたくない。



「初めまして」


目の前に立ったと思えば急に声をかけられて
固まる私。
あぁ、人見知りって。


「は、初めまして〜笑」


そんな私に気づいてくれた夏恋が
それに応えるように声を出す。


「俺、白濱亜嵐ね。君、Aちゃんでしょ?やっと会えた。」


やっと会えた、その言葉に疑問を抱きながら
小さく頷くと、またにっこり微笑んで、、、
ほんとにこの人は、なんなんだろう。


『あの、なんで名前...』


勇気出してやっと出た声。
すると直ぐにまた目を合わせてこっち向く白濱亜嵐くん。
人の目見て話せる人だ、、



「隣のクラスだし、そりゃ名前くらい知ってる笑」
『え、でも』
「ほら、隣の子は夏恋ちゃんでしょ?」
『わ、合ってる、』
「仲良くしてよ。Aちゃん」



それから半強制的に連絡先交換して
満足したのか、
自分のクラスに帰ってった白濱亜嵐くん。

私はただ、画面に追加された 亜嵐 の文字を見て
まあまあ大きめのため息をつく。



「なに、連絡先交換するの嫌だったの?笑」
『だって、あの人とは関わりたくないと思ってた』
「私は嬉しかったけどな〜、話せたし」
『他の女の子からの視線に耐えられないからね私』
「あぁ、それはある笑」
『消しちゃいたい、けど。』


だめだもんね、そんなこと。
しないよ。


「いいじゃん。友達増やすいいチャンスって思えば」
『そう、かな。』
「無理して自分からメッセージ送る必要ないんだから」
『そうだよね。うん。』



チャイムが鳴り、先生が入ってくると同時に
その画面を暗くし、携帯をしまった。




あの人→←関わりたくない



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設定タグ:GENERATIONS , 中務裕太 , 白濱亜嵐   
作品ジャンル:恋愛
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亜嵐LOVE - やっぱり面白すぎて何回も読みに来ちゃいますね、ゆっくりで良いので更新頑張って下さい! (2020年6月7日 7時) (レス) id: 1d6fa76e88 (このIDを非表示/違反報告)
亜嵐LOVE - 応援してます更新頑張って下さい (2020年3月13日 17時) (レス) id: 1d6fa76e88 (このIDを非表示/違反報告)
亜嵐LOVE - この物語めっちゃ好きです (2020年3月13日 17時) (レス) id: 1d6fa76e88 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:たらこ | 作成日時:2020年1月2日 9時

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