関わりたくない ページ6
Aside
「おはよう！昨日大丈夫だった？」
朝学校に着くと
今日は夏恋の方から飛びついてきた。
いつもは誰かと話してるのに。
『おはよう。大丈夫、手伝ってくれた人いたから』
そう、名前は知らないけど。
昨日のあの、関西弁の優しい雰囲気の人。
「そっかあ、良かった！」
『1人じゃ運べなかった、笑』
「そりゃそうでしょ！階段降りるとか危なすぎるから！！笑」
『やっぱそうだよね、笑』
心配してくれる夏恋は
ほんとに優しい子。
大好きなとこのひとつなの。
「あ、そ言えば誰が手伝ってくれたの？」
『それがわかんないんだよね』
「え、、？なにそれ笑」
『知らない人なの。たぶん2年生』
「そんな人に声掛けたわけ？！」
『違う。大丈夫？って声かけられたの。』
「えぇ、なにそれ優しいね。てか狙われてんじゃない？A可愛いし笑」
『そんなわけないでしょ』
何を言い出すのかと思いきや。
そんなわけ、あるはずない。
そもそもこんな地味な女、
好きになる人なんていないから。
『夏恋みたいな顔だったら別だっただろうに、』
「それ、こっちのセリフってくらいあんた可愛いからね」
これ以上話しても夏恋は引かないこと知ってる。
だからそのまま流す。
『あ、白濱亜嵐くん』
ふと顔を上げると隣のクラスの子が何人か
来ていて、その中に目立つあの人。
女の子はみんな目をハートにして
周りに群がっている。
「相変わらずモテモテだねえ」
『夏恋もかっこいいって言ってたじゃん』
「かっこいいけど、タイプではないかな、笑」
『ふーん、』
その綺麗な横顔を見ながら
夏恋と話していると
その人はこっちを見て私たちと目が合った。
ニコって微笑んでから
友達に じゃ、また と告げると
こっちに歩いてくる。
あぁ、やだな。
関わりたくないタイプなのに。
・
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亜嵐LOVE - やっぱり面白すぎて何回も読みに来ちゃいますね、ゆっくりで良いので更新頑張って下さい！ (2020年6月7日 7時) (
レス) id: 1d6fa76e88 (このIDを非表示/違反報告)
亜嵐LOVE - 応援してます更新頑張って下さい (2020年3月13日 17時) (レス) id: 1d6fa76e88 (このIDを非表示/違反報告)
亜嵐LOVE - この物語めっちゃ好きです (2020年3月13日 17時) (レス) id: 1d6fa76e88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たらこ | 作成日時：2020年1月2日 9時
