保健室 ページ23
Aside
目が覚めると、ベッドの上。
状況が理解できなくてそのまま少し固まる私。
と、物音に気がついたのか、
カーテンがガラッと開いて
「植本さん、大丈夫?」
たぶんこの人は、保健室の先生。
「とりあえず、熱あるからお母さん電話したんだけど繋がらないのよね、」
そりゃね。仕事中は電源切ってるもん。
「連絡取れるまで寝てていいわよ」
と、カーテンが閉められたとほぼ同時に
私はまた目を閉じた。
・
・
裕太side
「裕太、今日弁当は?」
『寝坊して作れんかってん笑』
おかん、時々あるんよなぁ、、笑
購買のパン好きやしええんやけど。
なんて考えながら中庭を通ると
久しぶりにAちゃんを見かけた。
友達と2人で歩いてて、話しかけるのは
やめとこかな、って思ったその時
いきなり倒れた、、、Aちゃん。
びっくりしたのと同時に
急いで駆け寄った。
案の定、隣におったお友達には
誰ですか、って感じで見られたけど
そんなのどうでもええって、今は。
いくらあほな俺でもわかるくらい
Aちゃんしんどそうで、
これ熱あるんちゃうん??
『Aちゃん、Aちゃん、』
声掛けても目があかんくて
「保健室、連れていきましょ!」
『お、おん』
隣におったその子の代わりに
俺がAちゃん持ち上げて、保健室まで運んだ。
そこからはもう、
先生にまかせるしかなかったんやけど、、
「ありがとうございます、A運んでくれて」
『あ、いや、、』
そう、俺、、この子とはじめましてやねん。
あぁ、もう、人見知り。。
それから結局なんも話せんまま
教室に戻った。
「あれ、裕太。購買行ったんじゃ、笑笑」
『あ。あぁぁ!!』
・
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亜嵐LOVE - やっぱり面白すぎて何回も読みに来ちゃいますね、ゆっくりで良いので更新頑張って下さい! (2020年6月7日 7時) (レス) id: 1d6fa76e88 (このIDを非表示/違反報告)
亜嵐LOVE - 応援してます更新頑張って下さい (2020年3月13日 17時) (レス) id: 1d6fa76e88 (このIDを非表示/違反報告)
亜嵐LOVE - この物語めっちゃ好きです (2020年3月13日 17時) (レス) id: 1d6fa76e88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たらこ | 作成日時:2020年1月2日 9時