平気な振り ページ22
Aside
翌日、目が覚めたのはいつもより30分早い時間だった。
そのまま寝転んでたら二度寝しそうで
無理やり体を起こす。
今日は、金曜日。
今日行けば明日はゆっくりできるよ、
なんて鏡越しの自分に言い聞かせて
準備を済ませる。
朝ごはん、いつも食べないけど
今日はなんだかいつにも増して食欲がなくて
弁当のおかずとご飯、少なめに入れた。
そして、
『いってきます』
返事の帰ってこない部屋にそう言って学校に行く。
「おはよう、A」
『おはよ』
「どうした?元気ない?」
『ちょっと、だるいだけ。大丈夫だよ』
「そ?しんどかったら言って?」
『うん、ありがとう』
3時間目、体育。
なんで今日に限って体育あるかなぁ、、
しかもソフトボール、笑
頭痛薬飲めば治まると思ってたしんどさも
朝より酷くなってたけど
体育、休みたくないな、なんて思って
少しだけ無理してみた。
案の定、なにも出来なかったし
きっと症状悪化したけど。笑
4時間目の数学も
内容全く覚えてないけどなんとか授業には参加した。
「ねぇ、保健室行きな?」
『大丈夫、ご飯食べたら行こ』
「でも、、、」
心配してくれる夏恋には申し訳けなかったけど
お弁当の時間、1番好きだから、
そう思って、また無理をして中庭まで平気な振りして降りた。
でも、いつも座るベンチの前に着いたところで
私の意識が途切れた。
・
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亜嵐LOVE - やっぱり面白すぎて何回も読みに来ちゃいますね、ゆっくりで良いので更新頑張って下さい! (2020年6月7日 7時) (レス) id: 1d6fa76e88 (このIDを非表示/違反報告)
亜嵐LOVE - 応援してます更新頑張って下さい (2020年3月13日 17時) (レス) id: 1d6fa76e88 (このIDを非表示/違反報告)
亜嵐LOVE - この物語めっちゃ好きです (2020年3月13日 17時) (レス) id: 1d6fa76e88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たらこ | 作成日時:2020年1月2日 9時