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やっぱり ページ11

Aside




金曜日。

今日も電車で夏恋とわかれ、駅から家までの道を歩く。
いつもより1本遅い電車で帰ってきたからか、
あたりはだいぶ暗くなって、人通りも少しだけ多い。

と、やっぱり目につく明るい本屋さん。


ちょうど新作出た頃だし、前のも読み切った。


『買って帰ろ、』



またこの前と同じとこにあったら踏み台持ってこよう
なんて考えながら、自動ドアの前に立つ。
中に入ると、いつものレジにいるおじさん1人だけ。

今日はあの人、いないんだ。



中まで進んで、本を探すと、、
下の棚に下げられて取りやすくなっているその本。

考えすぎかもだけど、
いや、ただの偶然かもだけど。

中務先輩が、取りやすいとこにしてくれたのかな、
って思っちゃって、少し嬉しくなった。


レジでお会計を済ませ、外に出ると
さっきよりもまた、少し暗くなったその道。
人通りも少なくなっていて、
さっさと帰ってしまおう、そう思った時


「あ、笑」
『、、お久しぶりです』
「おん、久しぶり」


本屋さんの裏から出てきた、中務先輩。
そっか、帰る支度してたのか。



『あ、あの。本取りやすかった、です。』
「あぁ、、良かった」

少し照れくさそうに、俯きながらそう言った。
やっぱり、下げてくれてたんだ。


『ありがとうございます』
「ええよ、」


会う度にする、このやりとり。
ただ、いつもと違うのは、

私の頬が自然と緩んでいたこと。




仲良くなりたい→←夏恋



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設定タグ:GENERATIONS , 中務裕太 , 白濱亜嵐   
作品ジャンル:恋愛
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亜嵐LOVE - やっぱり面白すぎて何回も読みに来ちゃいますね、ゆっくりで良いので更新頑張って下さい! (2020年6月7日 7時) (レス) id: 1d6fa76e88 (このIDを非表示/違反報告)
亜嵐LOVE - 応援してます更新頑張って下さい (2020年3月13日 17時) (レス) id: 1d6fa76e88 (このIDを非表示/違反報告)
亜嵐LOVE - この物語めっちゃ好きです (2020年3月13日 17時) (レス) id: 1d6fa76e88 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:たらこ | 作成日時:2020年1月2日 9時

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