ぶっきーよりも怖いもの(?) 須永side ページ2
須永side
ヤバい
そう思った時にはすでに遅かった。
甲斐がものすごく恐ろしい形相で俺たちを睨み付けている。
これは、終わったな…
あとで殴られても文句は言えないだろう。
いや、殴られるだけならまだマシかもしれない。
殺されてもおかしくないんじゃないか？
そう思わせるほどに甲斐は睨んでいる。
そりゃあそうか。
自分の彼女のことをそういう目で見られるのは誰だって嫌だろう。
須永「と、とりあえず早く出よう」
シャワールームで殴られたら本当に死ぬかもしれない。
それにこれ以上彼女らの話を聞くのは、本当にまずい。
……いろいろな意味で
俺の言葉に、逃げるようにシャワールームを出ていく奴ら。
甲斐「クソッ！！！」
甲斐は悔しそうに、怒りをぶつけるように壁をダンッと叩く。
須永「……」
こういう時って何て言えばいいんだ…？
中尾「…俺たちもそろそろ出ようぜ？」
中尾の言葉に甲斐は鋭く俺らを睨み付け、バンッと荒々しくドアを開けると出ていった。
・
着替えが済んだ俺たちは美術室に集まっていた。
まだ女子はひとりも出ていないらしい。
光永「今、甲斐どんな感じ？」
須永「…相当怒ってる。中尾が宥めてるとこ」
里見「俺たち死ぬかもな」
不破「物騒なこと言うなよ…」
ぶっきーに殺されないとわかった今、甲斐に殺されるかもしれないなんて、笑えねぇな。
中尾「おい、さっきシャワールームにいた奴来い」
中尾が入ってきて、そう言うと俺を含む男子の顔が曇る。
中尾「甲斐はもう怒ってねぇよ」
俺たちの様子を見た中尾は何を思ったのかそんなことを口にした。
光永「ま、マジ？」
中尾「マジ」
さっきシャワールームにいたのは光永、不破、里見、真壁、石倉、中尾、そして俺の7人。
廊下に出れば、さっきよりは落ち着いているが明らかに不機嫌な甲斐が壁にもたれかかっていた。
甲斐「お前らふざけんなよ、マジで…」
なんだよ、まだ怒ってるじゃんか。
須永「殴りたいなら殴れよ、覚悟はしてる」
美術室にいる間、俺は殴られる覚悟を決めていた。
俺もAちゃんの声を聞いて、反応してしまったのは事実だ。
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美紀 - 移行おめでとです最近暑いけど熱中症に気を付けてくださいね更新大変だと思うけど頑張ってください応援してます (2019年9月3日 12時) (
レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
マドレーヌ(プロフ) - とても面白いです！更新頑張って下さい！ (2019年6月30日 18時) (レス) id: c84dba5333 (このIDを非表示/違反報告)
ひろ - 凄い面白いです。続き楽しみです！ (2019年6月1日 0時) (レス) id: f491a92039 (このIDを非表示/違反報告)
コロ(プロフ) - しおらんさん» ありがとうございます！そう言っていただけるとうれしいです！更新頑張りますね！ (2019年5月6日 17時) (レス) id: 6ea8ed7bc9 (このIDを非表示/違反報告)
しおらん(プロフ) - 凄く面白いです！完結までもう少しですね！甲斐がかっこよすぎて最高すぎます！更新頑張って下さい！ (2019年5月6日 14時) (レス) id: 097333551a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コロ | 作成日時：2019年4月20日 12時
