検索窓
今日:2 hit、昨日:4 hit、合計:359,189 hit

ページ44

先生が教室を出ていくとみんなが話し合いを始める。





隼人「ジャージが特注品なら水泳部の仕業じゃね?」






唯月「しかも場所は女子更衣室」






涼音「犯人確定じゃん」







みんなの視線の先には熊沢さん。






熊沢「ちょっと待ってよ…私じゃない!」





不破「お前がやったって言えば誰も死なずに済むんだよ!」




河合「私知ってるよ!花恋が澪奈にライバル心メラメラだったってこと」




秋庭「部長なのに話題はいつも澪奈だったもんね」




結城「そりゃあ、あんな動画も撮りたくなるか」




口々に言い合うクラスメイトたち。





また、責任の押し付けが始まった。





熊沢「なんでそうなるの…。翔も何か言ってよ」






真壁「……」





熊沢「なんで黙ってるの?」





真壁「お前が景山を嫌ってたのは、事実だろ」




熊沢「なにそれ…。あんたも疑ってるんだ?マネージャーのあんただって更衣室に入れるでしょ!」





熊沢さんは、真壁くんに疑いの目を向ける。






そんな中、




宇佐美「ジャージだけで判断するのは危険だと思う」




と、宇佐美さんが呟いた。





唯月「普通に入ってきたんですけど」





「唯月」





唯月「……」





唯月は私の目を見ると、ふいっと顔をそらした。





みんなが宇佐美さんを責め立てる。





宇佐美「あ、そーゆこと」




ぽつりと呟きを残して宇佐美さんは教室から出ていった。





これは、仕方ないのかな…





クラスでは引き続き動画を撮った犯人探しが続いている。




唯月「ねぇ、A」




「ん?」




唯月「あとで昨日の夜のコト、教えてよ」
 



「へ?」




唐突な唯月の言葉に間抜けな声が出た。





"昨日の夜のコト"





思い出すだけで、顔が熱くなる。





っていうか、まさか!






「唯月、起きてたの!?」





ガタッって席を立つ私に「さあね〜」と愛華たちを連れて廊下に出ていく唯月。





しまった!!






愛華たちにばらされたら私はもう終わりだ。






恥ずかしすぎる!!!







隼人「なに、顔赤くしてんの?」






もう、最悪のタイミング。






「隼人くんのせいだもん」






隼人「ふーん」





隼人くんは私の耳に顔を近づけると、「まぁ、なんでもいいけど」と囁く。






身体がビクリ、と震えたとき、





唯月「里見!あんた疑われてるよ」





と唯月が少しあわてた様子で教室に入ってきた。

・→←3月3日(訂正あり3/29)



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (54 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
376人がお気に入り
設定タグ:3年A組 , 甲斐隼人 , 片寄涼太
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

コロ(プロフ) - 美紀さん» コメントありがとうございます!そう言っていただき嬉しいです。私も甲斐くんが好きすぎてやばいです、3Aロス…。 (2019年3月29日 16時) (レス) id: 6ea8ed7bc9 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 甲斐隼人君と翔君と蓮君と海斗君と賢君大好きなのでドラマ終わったからロスです最高です (2019年3月29日 15時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:コロ | 作成日時:2019年3月24日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。