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「ね、ひとつお願いしてもいい？」
隼人「ん？」
「キスしてほしい、な」
隼人「は？」
目を丸くして驚く隼人くん。
「だって、ファーストキスがさっきのってちょっと嫌だもん。唯月たちに聞かれたら何て答えればいいかわかんないし…」
私が口を尖らせると、隼人くんは「ふはっ」と笑った。
隼人「Aもそういうの気にすんのな」
「…女の子の憧れだもん。ファーストキスは甘い味、ってよく言うのに全然そんなことなかった」
私がそう言えば、隼人くんは「ふーん？俺は充分甘かったけどな」ってちょっと意地悪く笑った。
隼人「じゃあ、どんなキスしてほしい？」
そんな風に聞く彼はずるいって思う。
「優しいの…」
隼人「ん、じゃ、目閉じて」
隼人くんに言われた通りに目を瞑ると、
隼人くんが壊れものを扱うようにそっと頬に手を添える。
それだけでどきどきして、心臓が早鐘を打つ。
隼人「……好きだ」
耳元で優しく囁かれたあと、唇に柔らかな感触。
ちゅっ、ってかわいらしい音を立てて唇が離れていく。
瞼を開けば、ふわりと優しい笑顔の隼人くん。
「…もういっかい」
隼人「ふっ、いいけど？」
隼人くんが私の髪を撫でるようにすく。
そのまま髪を少しすくいあげて優しくキスを落とす。
ドキリ、とした。
なんか…
これはこれで、隼人くんらしくない、かも…？
こんなに優しく、そっと触れられたのは初めてで、
胸がきゅって苦しくなった。
でも、ぜんぜん嫌じゃない。
というより、これが幸せってことなんだろうなって。
隼人「A、ごめん」
髪で遊んでいた隼人くんは油断していた私の首元に顔をうめる。
「…っ！？」
一瞬、ちくりと痛みを感じる。
隼人「…よし」
私の首元を見て満足そうな彼。
「何、したの…？」
隼人「キスマークつけた。俺のもんって証な」
とんとん、と隼人くんは自分の首元を指さす。
ぶわあって、いっきに顔が熱くなるのを感じた。
恥ずかしくて俯くと、顎をクイッと持ち上げられ、そっとキスされる。
隼人「ふは、かわいい」
隼人くんは、すっっっごく優しい笑顔を浮かべて余裕そうで。
それが少し悔しくて、いつか仕返ししてやるって心に決めた。
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コロ(プロフ) - 美紀さん» コメントありがとうございます！そう言っていただき嬉しいです。私も甲斐くんが好きすぎてやばいです、3Aロス…。 (2019年3月29日 16時) (
レス) id: 6ea8ed7bc9 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 甲斐隼人君と翔君と蓮君と海斗君と賢君大好きなのでドラマ終わったからロスです最高です (2019年3月29日 15時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コロ | 作成日時：2019年3月24日 16時
