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隼人「挙げるわけねぇだろ」





先生「そうかぁ…。じゃあ、夜の8時まで待つか。それまでに名乗り出てくれれば今日死人は出ない」





ということは、






逢沢「じゃあ名乗り出なかったら…」







先生「この中の誰かが死ぬ」






ということだよね…。






先生「盛り上がっていこうかあ」






先生は不適な笑みを浮かべた。






















先生が教室を出ていったあと、






里見「なあ、ちょっといいか?」






里見くんが涼音と隼人くんに声をかけた。






教室の後ろに男子たちが集まる。






西崎くんがトイレで作業し始めた先生を見張り、






里見くんが話し始める。






里見「ぶっきーは作業中だ。盗聴の心配はないだろう」
 


 



隼人「なんだよ、話って」







里見「…中尾はたぶん、死んでない」







涼音「どういうこと!?」






聞こえてしまったその言葉が私には気になった。






里見「さっき真壁と二人で美術準備室に行ったんだ」






隼人「中尾がいたのか?」






真壁「あ、いや、姿は見てない。でも、部屋の中が少し見えて…全く同じパンの食べ掛けが二袋あった」






石倉「いや、でも、それだけで生存確定って無理があんだろ」






石倉くんの言うことはわかるけど、涼音の前で言わなくても…と心の中で思う。






里見「あと、遺体の匂いが全くしなかった。普通なら多少の異臭が漂うはずだろ」






石倉「それだって、遺体を別の場所に隠して…ばらばらにして、トイレに流した、とか」






涼音「ねえ、なんでそうネガティブにとらえるわけ?本当に生きてるかもしんないじゃん」






瀬尾「けど、生きてたとして、なんで殺したふりなんかするんだ?」







隼人「俺らに恐怖心を植え付けるためだ」







須永「たしかに、殺しをやるような奴に歯向かえないもんな」

 





石倉「ああ」







もし、先生が本当に中尾くんを殺していないなら…。







唯月「A、何考えてんの?」







「う、ん…」






殺していないなら、私があのとき殺されることもなかったのかな、なんて。





唯月「……」






逢沢「でも、先生には爆弾がある」







里見「問題はそこ。リモコンさえ奪えれば逃げれんだけどな」







隼人「だったら俺が奪ってやる」






隼人くんはいったいどうやってリモコンを奪うつもりなのか…。

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コロ(プロフ) - 美紀さん» コメントありがとうございます!そう言っていただき嬉しいです。私も甲斐くんが好きすぎてやばいです、3Aロス…。 (2019年3月29日 16時) (レス) id: 6ea8ed7bc9 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 甲斐隼人君と翔君と蓮君と海斗君と賢君大好きなのでドラマ終わったからロスです最高です (2019年3月29日 15時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:コロ | 作成日時:2019年3月24日 16時

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