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3話 ページ4

長かったやっと害虫駆除がやっと終わり、香取先輩と香取隊の隊室へ行き、数時間ほどダラダラと食堂や、ランク戦などのことを話していた。因みに、三浦先輩と若村先輩は先に帰った(というよりかは香取先輩が追い出した)

「A、ずっとここにいるけど大丈夫なの?今日任務じゃなかったっけ」

「はあ?アンタまた任務?」

忙しいわね、とスマホを見ながら言う香取先輩。
そういえばと思い、時計を見ると気づけばそろそろ6時になる頃。

「あ、ホントだ。じゃあ私8時から任務あるんでそろそろ行きますね。ありがとう華さん。じゃあね。香取先輩」

「んー」

「またね」


――――

二人に見送られ、香取隊の隊室を出る。残りの時間どうしようかと考えたが、任務までに食事を済まそうと思い、食堂へ向かう。


「あら、おつるちゃんやん」

「ん?おつるちゃん?」

食堂に向かう途中、丁度個室から出てきた生駒隊の隠岐先輩に声をかけられる。
個室の中からイコさんの声が聞こえてきたから多分生駒隊の隊室。

「お疲れさまです」

「おつかれ〜。今からどこ行くん?」

「8時から任務なので食堂でご飯を食べに行こうかと」

「お、そうなん。じゃあおれも一緒に行こっかな。」

かまへん?と聞いてくる隠岐先輩。断る理由もないし、寧ろ一人だと寂しかったので喜んで承諾する。

「もちろん。でも隠岐先輩なんか用事があって出てきたんじゃないの?」

「あー、ちょっとパシられてな」
「ちゃうわ!!」

「うわっ」

隠岐先輩の返答を食い気味に否定しながら隊室を飛び出してきたのは生駒隊のイコさん。

「あ、すまんおつるちゃん。今日もかわいいな。でも騙されたらアカンで。このイケメンしれっと嘘ついとるからな」

「いやいや、ついてませんよ。ホンマの事ですやん」

「??」

「隠岐…お前がどんな風に女の子を誘うんか黙って見てたけど、嘘ついてたとは思わんかったわ。イケメンめ…」

「なに見てるんですか」

「(褒めてるのか貶してるのかわからん)」

突っかかるイコさんとそれにヘラヘラしている隠岐先輩を横目に、隊室の扉付近にいた水上先輩に聞いた。

「なんかそんなに大事じゃないのに、マジになってるんですけど、何してたんですか?」

「いや、王様ゲームしてて、隠岐が負けたからジュース買ってこいってパシっただけ。そんときに運良くおつるちゃんと鉢合わせたって感じ」

「な、なんだ…」

かなりどうでもいい。いや、聞いた私が悪いのか?

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あすか - めっちゃ面白いです。更新頑張ってください! (2022年11月30日 20時) (レス) id: 1e4bb1c648 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:べーた | 作成日時:2021年12月12日 15時

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