t a n t u m __

5 4 amor ページ7

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上がるの早くない？









北「A〜そこにあるタオル投げて〜」




『あぁ、はい、投げますよー…？！？！』









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北人さん……上裸じゃないですか……


Tシャツを脱いでからタオルがない事に気づいたらしい。









驚きで上手く力が入らず、投げたつもりなのにヒラヒラと落ちていったタオル。




も〜と言いながら北人さんが向かってくる。









待って待ってその状態で近づいてこないでぇぇぇぇ
なんか……そうゆうのは耐性がない！！無理！！！









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床に落ちたタオルを拾って、ベッドに座っている私を見ると、ゆっくりと近づいて押し倒した。









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『えっ待って北人さ』





北「なんで顔 隠してるの？」





『い、いや、った、耐性がないというかなんというか…』





北「……意識、してる？」









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っ？！すごい男の人になってる……
ドキドキしてしまう自分がいる。

抑えようとしても、なぜかできない。









ﾌﾞｰﾌﾞｰﾌﾞｰ


また電話…誰だろう。









ﾊﾟｯ



北「…壱馬」




壱「北人お前」









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スピーカーにしたらしく大音量で聞こえる。
というか壱馬先輩が電話なんて珍しい…。

前1回あったくらい。









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北「早く言わないからこうなるんだよ？壱馬。
俺、最初に言ったよね？」









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壱馬先輩に冷たく言い放った言葉は、どうゆう意味なんだろう。






スマホから私に視線を移すと、私の手にそっと触れて顔を隠してた手をどけた。

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