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「……Aさん、どうして面をつけているんですか」

きっと、綺麗な顔なんだろう。誰にでも好かれるような、綺麗な顔。
どうして面で隠しているんだろう。

「これ?」

Aさんが面を撫でる。桜の花が描かれている場所は触り心地が少し違うようで、何回か繰り返して触っていた。

「鱗滝さんが作ってくれたから」

「そう、なんですか」

「きっと、君も作ってもらえるよ。見るのが楽しみ」

何か隠している匂いがする。

「……君は、鼻がいいんだよね。鱗滝さんから聞いた」

思考を見透かされるようだった。

「今、どんな香りがするの?」

「……何かを隠しているような匂い……です」

Aさんは立ち上がると、面を手に持ち、面の紐を解いた。

「私がこれをつけているのは、本当はね」

「だめーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!」

「えっ」

俺はAさんの手を抑えて狐面が取れないようにしていた。
本当は大人しく見ていようとしたけど、今は素顔を見る時ではないと、瞬時に思ったのだ。

「だめ!だめです!外さないで!!」

「えっ、……わかったよ」

俺が手を離すとAさんは解いた紐を再度結んだ。

「炭治郎くん、ありがとう」

「え?いや、俺は何も」

俺には、どうしてお礼を言われたのかわからなかった。

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花帆 - 年上夢主さんに甘えてしまう炭治郎本当に可愛い(大好物)ので読めて嬉しいです! わぁ、また書かれた際はぜ拝読できるのを楽しみにしておりますね(*´ω`*)  (2019年9月2日 19時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
五十土(プロフ) - 花帆さん» コメントありがとうございます!お兄ちゃん炭治郎が年上相手にどうするのか書いてみたかったので、好きになっていただけてよかったです^ ^続編もできたら書いてみようと思います。応援ありがとうございます( *`ω´) (2019年9月2日 17時) (レス) id: a2d3564c6a (このIDを非表示/違反報告)
五十土(プロフ) - 鈴香さん» コメントありがとうございます!時間ができたら頑張ってみます!応援ありがとうございます(`・ω・´) (2019年9月2日 17時) (レス) id: a2d3564c6a (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - 一気に読ませて頂きました!年上に恋する炭治郎めっちゃ良かったです(*´ω`*) 可愛い…鬼殺隊に入ってからの炭治郎めっちゃカッコ良くなりますし、両想いになるまでやなった後もすごく見てみたいです…!続編も読めると嬉しいです(o>ω<o)受験ファイトです! (2019年9月1日 12時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
鈴香(プロフ) - この作品すごく好きです!!続編や番外編!楽しみにしてますね!受験頑張ってください!(*´ω`*) (2019年8月6日 15時) (レス) id: 433bf9ff90 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:五十土 | 作成日時:2019年4月30日 1時

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