【鬼滅の刃】新しい隣人は、私の推しでした。2

第84話 クリスマスライブ ページ45

季節はめぐり、秋も深まってきた


kamaboko人気は高まるばかりで、もちろん炭治郎も老若男女関わらずたくさんの人に認知されるようになった


クリスマスも近づいてきて浮き足立つ世間の人々と対照的に、私の心は沈んでいた





『kamabokoのクリスマスライブのチケット落選した…』




kamabokoは、毎年クリスマスにライブイベントを開催してくれる
聖なる夜に集まった悲しい非リアたちはイケメン3人に癒されていくのだ
もちろん私も毎年参戦していた


しかも今年は、ライブ参戦するだけで恋人とクリスマスを過ごせる一石二鳥の機会だったのに…！！！





ここで私のオタク力を見せつける時が来たと思ったのに！！！のに！！！！！！


《残念ながらチケットはご用意出来ませんでした》の文字を見て項垂れる
何度見しても文字が変わらないのはなんでなんだろう…




Aあのね、あのね、クリスマスライブ、落選しちゃったの…




あまりの悲しみに泣いているスタンプを連打する
暫くして返事が返ってきた




炭治郎ちゃんと生配信するから大丈夫!

炭治郎あと、俺はAと2人きりで過ごしたいな

炭治郎クリスマスライブ終わったらすぐ行くから、イルミネーション見に行こう



そのメッセージとともにイルミネーションの特設サイトの画像が送られてきた


『蒼の洞窟』。クリスマス期間になるとリア充で溢れかえるあの場所。
彼氏はいたが、私は1度も行ったことがなかった





Aいいね!行きたい!!


kamabokoライブが終わるのは18時。
イルミネーションのライトアップが終わるのが22時。
炭治郎の片付けや移動時間も込みで考えると時間は少ないけれど、一緒に見ることは出来そうだ。





クリスマス、早く来い！！！！！

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ラッキー鬼滅アイテム

炭治郎の耳飾り

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